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熊本県産畳表の見分け方

下市町のお客様の新調畳6畳半の製作

7月13日。

 

本日は 先日に採寸させて頂きました

下市町のお客様の新調畳6畳半の製作に取り掛かりました。

 

コチラの現場は、ただ今リフォーム中でありまして

リフォームをしているのは当店とはお付き合いが無い工務店さんなのですが、

 

施主様の

『 畳は南たたみ店に頼むから 』

の一声で 当店が施工させていただく事になりました。

ホント、ありがたいなぁ~。

施主様に感謝です!!

 

 

そんな訳で、今回の新調畳に使用する材料です。

IMG_3971
畳表は当店自慢の熊本県産。

 

IMG_3972
生産者は、森崎貴英さん   品種は夕凪(ゆうなぎ)

 

IMG_3974
経糸は麻綿W (経糸1カ所に麻糸と綿糸が2本入っています) 

イ草は平成26年産の一番草を使用して織られた畳表です。

 

 

同じ森崎さんの畳表でも

先日より使っていた(最近では川上村のお客様)

経糸が麻シングルの2番草の物とくらべると・・・

 

IMG_3866
これが麻シングル(経糸1カ所に麻糸が1本入っています)・2番草で織られた畳表。

 

2枚の畳表を比べて見ると・・・

IMG_3865  IMG_3973
写真、左が麻シングル2番草。  右が麻綿W1番草。

 

ハッキリ言って、

その違いはほとんど分かりません。

 

しかし!!

 

使っているイ草の長さ

一畳あたりに使っているイ草の本数

畳表の生地の厚さ

足ざわり

退色時(日焼け)の色

全て

【 経糸が麻綿Wの一番草 】 の方が優れているのです。

 

 

今回の6畳半は、コチラの1番草を使っての施工となります。

IMG_3975
畳床は、建材畳床。

オプションで2ミリ厚のクッション材を付けています。

こうする事で、足ざわりがソフトな畳に仕上ります。

 

 

IMG_3976

製作の方は順調に進み

コチラの6畳半の新調畳は、明日には仕上がる予定であります。

 

 

 

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川上村のお客様の所へ畳替えの打ち合わせに

8月17日。

 

本日も新調畳の製作。

五條市のお客様の新調畳17畳の施工です。

 

使用する畳表は、熊本県産畳表
中村公俊さんの『夕凪』 本間サイズの糸Wです。

 

畳表

畳表
畳表
畳表
ちなみに、糸Wとは畳表に使われている経糸の仕様の事。

一般的に経糸の種類が、

糸シングル → 糸W → 麻引き → 麻綿W → 麻W

となるにつれ高価な畳表となります。

※  例外は多々あります。

経糸一カ所に綿糸が2本入っているので糸Wです。

イ草は中村さんの良質な3番抜き、
麻引き表と同等クラスの畳表です。

施工途中の畳
こちらが畳表を縫着し終えた状態の畳。
キレイな畳表でしょ。

 

今回の畳に使用する畳縁は、爽やかなブルーの畳縁。

 

畳縁の縫着
畳
今週中には17畳すべてが仕上がるように頑張ります!!

 

そして本日は
川上村のお客様の所へ打ち合わせに行ってまいりました。

 

四間取りの畳
お部屋はすべて和室の5間取りで、計28畳。

素晴らしい ♡

 

お客様は古民家を改装して農家民宿にする予定だそうです。

子供たちがお部屋の中で走り回れる

一軒家ならではの、ゆったりした空間。

しかも安心・安全の熊本県産畳表にこだわった畳を入れる予定なので、

遊び疲れた小さいお子様も気持ち良くゴロ寝できますよ。

すぐそばには綺麗な川もありますし、

圧倒的な大自然があふれる

川上村ならではの素晴らしい宿になりそうですね。

 

畳の納期は今月中。

採寸は後日改めてお伺いしてきます。

 

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10年目の畳

8月12日。

 

本日は少しお時間を頂き、
3日前に和歌山の実家に帰省していた嫁様とチビ達を迎えに行っておりました。

 

嫁様の実家に戻ると欠かせないのが、
結婚してから私が納めた畳のチェックです。

早いもので今年で10年目。

畳表はもちろん熊本県産畳表。
当店の1番人気と2番人気の間クラスの畳表を使用しております。

 

畳
畳
こちらは1階の畳。
寝室と居間を兼ねたお部屋なのですが、
目立った毛羽立も無く、退色もまずまずな感じです。

 

畳
畳
こちらは2階のお部屋の畳。

お日様が良く入るお部屋なので、1階の畳よりも良く焼けておりますが、
こちらの畳も目立った毛羽立も無くイイ感じです。

1番傷みやすい出入り口の所も写真の通り、
10年経った今でも、まだまだ綺麗なもんです。

※ 畳の傷みは、お部屋の使用頻度やお客様の使い方によって大きく変わります。

 

 

ただし、
天然イ草の畳表は
お客様の畳の使い方や、イ草が出来た年の天候、
イ草の品種、そして農家さんの腕前より
退色の仕方や耐久性に違いが出てきます。

お客様の畳の使い方は、畳屋にはどうもできませんが、
品質の良い畳表の仕入れは、
畳屋によって大きく変わってきます。

 

おなじ熊本県産畳表でも、
イ草の等級、品種、イ草を作り織り上げた農家さんによって
全く違うものなのです。

仮に国産畳表を使ったおなじ価格の畳でも
使っているイ草(畳表)が違うと、その価値は大きく変わります。

畳を替えようと考えている方は、
そんな所にも目を向けて頂ければ良いのでは・・

と、当店では考えております。

 

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本日も新調畳の製作

8月11日。

 

本日も新調畳の製作。

下市町にある公民館の畳、28畳です。

 

イ草農家
使用している畳表は
熊本県産畳表、村上寿啓さんの五八サイズ糸引き表、品種は夕凪です。

 

今回の畳表には、
熊本県産畳表の証の1つであるQRコード付きのタグ

 

畳
※ ↑ こんなやつです。

が、付いていません。

 

なので、少しでもお客様に熊本県産畳表であることをアピールする為に
問屋さんが気を利かしてJASの認定を受けてくれました。

 

JASのシール
※  ↑ こんなやつです。

 

施工した畳には一枚一枚にこのJASの認定シールを付けております。

畳表
※   ↑ こんな感じ。

ちなみに・・

畳表
今回使用している畳表の経糸、この写真の真ん中あたりに見える
黄色と青色のストライプの経糸も
熊本県産畳表である事の証
熊本県証糸であります。

 

当店ではお客様の様々なニーズに応える為に
仕方なく中国産畳表を使用する事もありますが、

なるべく安心・安全の国産畳表(ほとんどが熊本県産です)
の使用をお客様にお勧めしております。

日本の伝統文化でもある畳ですが、
その畳産業を支えてくれているイ草農家さんが
近年の畳離れや中国産のイ草に押されて
ものすごい勢いで減少しております。

 

皆様、安心・安全な国産イ草を守り、今後も安定して供給し続けて頂く為にも
畳を作る際には

ぜひ、安心・安全の
国産畳表の使用を宜しくお願いいたします。

 

ただし、国内で流通しているイ草の約80%は中国産畳表なので、
必ず信頼できる畳屋さんで施工しましょうね。

 

 

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大淀町で新調畳の採寸14畳

8月5日。

 

本日も朝一番で新調畳の採寸でした。

 

現場は隣町の大淀町で、6月17日に打合せ済みのお客様です。

 

梅雨も明け、大工さんの工事も終わりつつあるので、
本日の採寸となりました。

お部屋は6畳と8畳の計14畳であります。

 

畳の採寸
畳の採寸
こちらのお客様は以前に打合せを済ませ
使用する材料も決めて頂いているので、
キッチリ採寸を済ませた後、仕事場に戻りさっそく製作開始です。

 

畳の材料
今回の新調畳に使用する材料は、
畳表は、安心・安全の熊本県産畳表 
田島功一郎さんの『 蔵表 』本間サイズの一番草。
畳床は、建材畳床でオプションのクッション材付きです。

 

畳表の経糸 
畳表の経糸は、麻綿Wです。
青い経糸は熊本県産畳表である事の証、熊本県証糸であります。

 

畳表の端
この経糸はそのままにしておかないで、
畳の仕上がりと数年後の裏返しの事を考慮し、
経糸の端をしっかり留めておきます。

畳に仕上げてしまうとお客様には見えない所の仕事なので、
経糸の端を留めない畳屋さんが多い中、
当店では必ずこの作業をしてから
畳表の縫着をするようにしております。

 

製作途中の畳
そして、こちらが畳表の縫着工程を済ませた畳です。

当店ではおなじみの田島さんの『 蔵表 』

いつもながらイイ感じです。

 

ちなみに・・・

 

畳の裏
たたみの裏はこんな感じに仕上がっております。

コチラも畳をお部屋に納めると見えなくなる所なのですが、

当店では見えなくなる所でも
美しく仕上がるように心掛けております。

まぁ、職人なら当たり前の事なのですが・・・

この当たり前の事をしていない畳屋さんがホントに多いのです。

 

皆さんも畳を納品の際には、
畳の裏や糸の処理など、
畳を納めてしまうと見えなくなる所に注目して見て下さい。

 

仕事を頼んだ畳屋さんの几帳面さや技量が見えてきますよ。

 

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吉野町のお客様の新調畳10畳の施工

2月2日。

 

本日より新調畳の施工です。

先週に採寸させて頂いた吉野町のお客様の10畳新調畳。

 

熊本県産畳表
畳表・畳床は、前回納めさせて頂いた7畳半と同じ物です。

畳表は、熊本県産畳表 杉山誠也さんの『夕凪』 本間サイズの麻引き表。
畳床は、建材畳床です。

 

畳の材料
建材畳床
お部屋の寸法に合わせて畳床を裁断します。
敷居の歪みや、柱のクセなどをキッチリ取ります。

 

畳表の縫着
畳床を裁断した後は、畳表を縫着するのですが、
この時にイ草が真っ直ぐになるように調整します。

この作業は数年後の畳の仕上がりの美しさを出すためには、
とても大事な作業なのです。

時間はかかりますが、出来る限り調整します。

 

イ草の通りが真っ直ぐに調整できれば、
次は畳表の縫着です。

畳表

畳表に弛みが出ないように気を付けます。
畳表を張り過ぎてもダメですし、緩くてもダメなのです。

簡単そうで実は奥が深いのが、畳表の張り加減なのです。

畳表
畳表を張り終えると、余分な畳表を切り落とします。

今回は麻引き畳表なので、経糸は麻の糸となっております。
上の写真で、畳表にチョークを引いている部分の経糸、
リンドウ色の経糸が見えますが、
この経糸が熊本県産畳表である証の県証糸となります。

 

畳になってしまうと見えない部分なのですが、
中国産畳表と熊本県産畳表を見分ける判断材料になります。

納めた畳が熊本県産なら、ほぼすべての畳表に入っているので、
『自分の所の畳は本当に熊本県産なのか?』
気になる方は、納品時に畳屋さんに言って
経糸を確認してみてくださいね。

ちなみに、糸引き表の場合は
イチョウ色とリンドウ色のストライプの経糸が入っていますよ。

 

製作中の畳
畳の寸法チェック
畳表を縫着した後は、キッチリ寸法通りに仕上がっているか? 
チェックです。

 

製作中の畳
そんでもって、
少し残業して10畳分の畳表の縫着は完了です。

明日は畳縁の縫着です。

 

仕事場
明日も気持ち良く仕事が出来るように
仕事が終わった後は、仕事場の掃除です。

当たり前の事なのですが、とても大事な作業。

全ての基本となります。

 

さあ、明日も頑張りましょう!!

 

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同じ農家さんの畳表でも、価格が違うんですよ?

9月30日。

本日も新調畳の施工でした。

 

本日は畳表に付いて少し説明をいたします。

イ草

上の写真は、熊本県の前橋勝さんのイ草です。
品種は『ひのみどり』
(前橋さんは平成23年に農林水産大臣賞を取っている素晴らしい農家さんであり、織り師さん。
今年の初めに仕事場へお邪魔させていただきました。)

同じ田んぼで取れたイ草ですが、
刈り取り、泥染め、乾燥をした後、イ草を選別した後のイ草です。

右から、1番草〜5番草の順に並んでいます。

ザックリとした説明ですが、1番草で織られた畳表が高級品で、
以下、2・3・4・5番草と順位付けされます。
(詳しい説明については、今後ホームページにて掲載予定です)

写真でも分かるように、一番草は一番長く育ったイ草のみを選別したもので、
長さだけでなく、実入りも充実していて
畳表に仕上げた時の耐久性も良いとされています。
当然、収穫量も少なくて価格も高くなります。

5番草になると新芽と古芽(この説明も今後のホームページにて)が入り混じり、
見た目も耐久性も悪くなります。

つまり、同じ生産者さんの畳表でも、何番草を使っているかによって、
価格は大きく変わる訳です。
さらに、5番草以下の畳表もあります。

もし畳屋さんを探している場合、
『国産畳表〇〇〇〇円』とある時は
どの農家さんの、何番草のイ草なのか?
さらに品種は? と質問して
返答できる畳屋さんを選ぶと、きっと良い買い物が出来ますよ。

 

『国産畳にこだわってます!』と言っている畳屋さんなら
当たり前に返答出来るはず・・・ですからね。

※ ちなみにウチの親父様は昔の職人なので、品種に詳しくありません・・
当店にお問い合わせの場合は、三代目の私をご指名くださいませ。

 

さて、本日の施工です。

施工途中の畳

施工途中の畳
新調畳
相変わらず、キレイな畳です。

 

今回使用している畳表は、熊本県産畳表
中村正三・公俊さん親子が織り上げた
『夕凪』本間サイズの麻綿W、2番草です。
(ちなみに昨年仕入れた中村さんの25年草の夕凪は、1番と2番の違いがほとんどありませんでした・・。
つまり2番が超お買い得だったわけです。)

畳表にこだわると、お得な仕入れが出来る訳です。
モチロン、良い物を安く仕入れる事が出来ると、お客様にその分を還元で来る訳ですね。

今年も、一年間通して仕入れるメイン農家さんを選ぶ時期が近づいてきました。
(7月には刈取りが終わっているのですが、気温が低い時期に織った畳表でないと、そのイ草の本来の姿が分からない為)

近年は中村さんの畳表を続けてメインに使用させて頂いていますが、
今年はどの農家さんのィ草の出来が良いのか?
すでに候補は数件あるのですが、
これから現物を見て決めて行きたいと思っております。

 

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国産畳表?中国産畳表?どちらでしょうか?

1月16日。 本日は朝から1日外回りでした。
そんな訳で、仕事場へ戻ったのは17時前。

仕事場に戻ると、留守の間に問屋さんがお寺の庫裏の新調畳3畳に使う
畳表を持って来てくれていました。

それが、こちらです。

中国産畳表
本間サイズの糸引き畳表です。

さて、この畳表は熊本県産畳表でしょうか?
それとも中国産畳表でしょうか?
皆様わかりますか・・・?

って、分かりませんよね。
この写真だけで判別できる人はなかなかいないと思います。

正解は中国産。

経糸を見れば熊本県産畳表である事を証明する
県証糸が入って無いのですぐに分かります。
糸引き畳表

熊本県産の畳表ならば一般的に、
糸引き表ならば黄色と藍色の2色のストライプの糸の経糸が、
麻引き以上のクラスの畳表ならば、経糸は藍色(紺色)の麻糸が入っています。

熊本畳表の県証糸
↑ 糸引き畳表の熊本県証糸(黄色と藍色のストライプの糸です)

『ひのさくら』の経糸
↑ 紺一色の麻糸が、麻(麻綿W)の熊本県証糸になります。

しかし、畳表が製品になってしまうと
経糸の確認はなかなか一般の方では出来ません。

熊本畳表に付いている、生産者を特定するQRコード付きのタグも
熊本県のすべての農家が付けている訳ではないので、
タグが無いだけでは熊本県産を否定する事はできません。

もちろん見た目もほとんど区別が付きません。

悲しい事に、そんな所を悪用して産地偽装している畳屋がいるわけです。

国内で流通している畳表の約80%が中国産です。
つまり国産畳表は約20%
しかし、ある機関が調べた、畳を購入したお客様の意識調査では、
畳を新しく購入したお客様の約50%が
自分の購入した畳が国産畳表を使用していると思っているそうです。

簡単に言うと、つまりはその差の約30%が偽装になる・・・って事ですよね。

産地偽装での一番の犠牲者はお客様ですが、
同じくらい産地の農家さんも打撃を受けています。

お客様の癒しの空間を守る為にも、
産地の農家さんを助ける為にも、
畳を入れ替える時には、安心・安全の国産畳表を!!
そして、信用できる畳店さんを選択していただければ幸いです。

ちなみに今回ご注文していただいたお寺の庫裏の3畳の間は、
荷物置き場にするそうで、
住職さんと話合った結果、
なるべくお求めやすい価格の中国産で良いとの事でした。
当店では現在、五八サイズならば、すべて熊本県産畳表で用意できるのですが、
本間サイズとなると、今の相場ではかなり厳しいのが現実です。

南たたみ店では、国産畳表と中国産畳表とをキッチリ説明し、使い分け、
偽装する事無く施工しておりますので、
安心してご注文していただけますよ。

 

畳の事なら、南たたみ店にお任せください。
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間一髪でした。

11月4日、朝から天気悪し。
ラジオの天気予報では雨の後気温が下がるとの事。
昨日仕上げた新調畳のお部屋には現在畳が無いので、
出来れば雨の合間を見て、配達が出来ればよいのですが・・・。

少し天気が落ち着いたのはお昼頃、
時折晴れ間も見えたので施主様へ連絡を入れ配達へGOです。
畳と軽トラ
施主様の所へ着き畳を納めていると空が暗くなってきました。
最後の畳を納める終わる頃にポツリポツリと降ってきました。
ギリギリセーフ。
と思ったのも束の間、3軒隣のお宅の床の間の薄縁を積んだままでした。
慌てて走って持っていきました。
念の為に配達時にシッカリ養生をしていたので
薄縁自体は全く濡れていませんでした。
良かった。

さて畳の方は相変わらずバッチリ、キッチリ、納まりました。
座敷8畳6畳

次は3軒隣のお宅の薄縁です。
床の間の床板
すでに古い薄縁は施主様がめくっていました。
錆びた釘が抜けずに刺さったままです。
床の間の錆びた釘
出来る限り抜きましたが錆びているので抜けない物も。
抜けなかった釘は金づちで打ち付けておきました。
その後綺麗に掃除をし、納めてきました。
赤リュウビン床の間薄縁
錆びた釘が見えているだけで
せっかくの床の間が台無しになりますもんね。
施主様にも綺麗になったと喜んでいただけました。

帰宅してからは昨日用意していた新調畳の製作です。

産地偽装が話題になっている昨今、
本日は簡単に熊本県産の畳表を見分ける方法を教えちゃいます。

まずは生産者シール
熊本県産畳表の生産者番号
外して付け替える事も出来るのであまりよくありません。
問屋さんの話ではこのシールは農家さんが在庫で持っている物のみで終了になるようです。

次はQRコード付きのタグ
熊本県産畳表QRコード熊本県産畳表QRコードタグ
コチラは生産者の情報がわかるQRコード付きのタグです。
畳表に織り込まれております。
ただ、まだ産地で付属が徹底されていないのと、
何枚に1枚付けるかも農家さんによって違うなど課題がたくさんあります。
なお、このタグは無着色の畳表にしか付けれませんので
これが付いていると必然的に無着色の畳表となります。
これが先ほどのシールの代わりになっていきます。

次はちょいとマニアックな判別方法。
県証糸(たぶんこんな字だと思います間違ってたらスミマセン)
熊本県産畳表の県証糸
コチラはその1、一番端の青と黄色の2色の糸。
ただ畳に仕上げると切り落とされることが多いのが難点です。
先日の熊本研修の時に位置を変えるように直接農家さんにお願いしましたが、
場所は糸屋さんが巻いてくるので変えれないとの事。  残念。

熊本県産畳表の麻県証糸
次はその2。真ん中に見える青い糸(分かりにくいですね、すみません)
コチラは麻の県証糸です。コチラも糸屋によって場所は変わりますが、
大抵畳表の真ん中の方に入ってます。

麻引きクラス以上なら必ず入っておりますよ。
(たまに違う色があります。いつかホームページ上で説明します)
畳をあげて傷が付いても目立たない所でい草を割ってさがすと良いでしょう。

いずれにせよ安心して信頼の出来る畳店で施工するのが1番ですね。
ただ畳表市場の約80%が中国産である事をお忘れなく。
当店ならば国産は国産、中国産は中国産と偽りなく説明し、
その施工のすべてを日記にて説明するなどの努力をしております。
モチロン来店しての確認も大歓迎ですョ。