1月14日
今回は、日頃お世話になっている大工さんより御紹介頂いた
宿泊施設の畳替えです。
古民家を利用して経営されている
隠れ家的な宿泊施設。
様々な所にオーナー様の心遣いや拘りがあふれております。
畳も例外で無く、お客様を最高の状態でお迎えするために
上質な畳を選んで頂けました。
畳表の生産者は 早川猛さん。
この業界では誰もが知っている、国内トップクラスの畳表職人。
その早川さんが織り上げた
本間1番草(←ここが一番大事)を使って織られた畳表です。
長く穂先まで実の詰まったイ草を使い
密に織り上げた畳表は、丈夫で艶が良く
キッチリ手入れをすれば、日焼け後も黄金色に変色する
最高級品と言っても過言では無い、上質な畳表です。
(と言いましても、お値段の方は使用材料から考えると、かなりお買い得なんですよ)
一昨日にお預りしていた畳は、事前に打ち合わせにてチェック済みです。
新しく交換するには、まだまだ早く
十分に張り替えで対応出来る状態でした。
藁の間に断熱材と木質ボードをサンドした珍しい芯材です。
ただ単に畳表を縫い付けてゆくのではなく、
古い畳の芯材の歪みや隙間の調整をしながら 丁寧に畳表を縫着してゆきます。
ここでの作業が一番大事。
のちの仕上がりに大きく影響してゆきます。
写真は、畳寄せと柱が一直線になっていなく、柱が部屋の内側に入り込んでいる所。
3ミリ程の段差ですが、この段差を付けるか付けないかで、
畳の納まり具合は大きく変わってきます。
端まで色の通った艶良い畳に仕上りました。
昨日に降っていた雨がやんでくれたので、仕上った畳は、本日朝から納品です。
今回は、お部屋全体画像の使用はNGです。
それでもコチラの画像で、
畳表のキメ細かさや艶々感は十分に伝わると思います。
畳縁の幅や、畳の角の仕舞いもイイ感じです。
先ほどの3ミリ程の柱の段差の所もバッチリ。 隙間なくキッチリ仕上りました。
今回も丁寧な仕上がり具合に
お客様にも大変喜んで頂けました。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せ下さい
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせ、お待ちしております。