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01月

お寺さんの新畳15畳半の製作準備です。

1月30日

 

お久しぶりの投稿となります。

 

1年前から考えていた、仕事場の床板の傷み。

一念発起して、先日より張り替え作業に取り掛かっておりました。

 

 


何だかんだで、作業が1週間ほど続きまして・・・

昨日に、ようやく掃除や片付けも済み、

本日よりお仕事に取り掛かりました。

 

ちなみに、動かせない機械の下はそのままに(35年目にして初の張り替えです)

他の部分を綺麗に張り替えました。

 

 

これで気持ちよくお仕事が出来ます。

 

 

 


工事中に採寸させて頂いていた

地元のお寺さんの新畳に使う畳表の下準備です。

 

 

 


今回選んで頂いた畳表は、熊本県産畳表。

生産者は森崎和博さん。 品種は涼風。 経糸は綿の二本芯(綿々)です。

明日からは、コチラの新畳の仕上げに取り掛かります。

 

 

 

 

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奈良県立奈良朱雀高等学校・建築工学科にて畳の授業でした

1月23日

 

先週の月曜日、1月17日のお話しですが、

奈良県職業能力開発協会 様よりの依頼で

 

当店が所属する奈良県畳組合・有志のメンバーにて

奈良県立奈良朱雀高等学校・建築工学科に伺い

畳の授業をさせて頂きました。

 

 

毎年恒例になりつつある

朱雀高校での畳の授業。

今年もお声掛け頂き 有り難うございました。

 

 


こちらは、昔ながらの手縫いで畳を縫う体験です。

思った所に針が通らない畳に

生徒さん達は苦戦しておりました。

 

 


昔ながらのズッシリ重い藁の畳と 

今時の軽い畳の持ち比べ。

毎年、皆さん想像通りの反応をしてくれます(笑)

 

 

 


授業終了後、最後に記念撮影。

今回もイロイロ勉強させて頂き 有り難うございました。

 

 

 

 

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香芝市と五條市にて新畳の入れ替え工事でした

1月22日

 

午前中は、香芝市のお客様より御注文頂いていた

6畳間の新畳の入れ替え工事でした。

 


今回は、タンスが3棹あるお部屋です。

 

「畳替えをしたいけど、部屋に箪笥がいっぱいあるから・・・」

と、畳替えを躊躇されるお客様がいてはるのですが、

 

当店にお任せ頂ければ、

「こんなに簡単に動かしてもらえるなら、もっと早く頼んだら良かった」

と、いつも嬉しいお言葉を頂けます。

 

お部屋内の家具移動なら、お客様は、ほぼ見ているだけでOK。

手際よく移動させて、畳をキレイに入れ替えさせて頂きます。

 


畳を納品後、家具を元の位置に戻して、作業完了。

 

 


畳の寸法もバッチリ。

いつも通り隅々までキッチリ仕上っております。

 



4年前に納めさせて頂いたお部屋と同様に

今回もイイ感じに仕上りました。

前回に引き続き、今回も当店に御注文頂き誠に有り難うございました。

数年後の張り替えの際にも

御指名宜しくお願いいたします!

 

 

 

 

続いて

お昼からは五條市のお客様へ

ながーい畳の納品でした。

 

特注の畳床で仕上げた 長さ2メートル75センチ程のながーい畳。

キッチリ納まるのか?

現場へ行くまでは、内心ドキドキしておりました。

 


枠内に畳を納めると、丈寸も幅寸もちょうど良い感じ。

(ホッと一安心)

いつも通りピッタリ綺麗に納まりました。

 

今回は、当店へ初めての御注文、誠に有り難うございました。

奈良県内(県外も場所によってはお伺いできます)なら

だいたい何処へでもお伺いしますので、また遠慮無くお声掛け下さいね。

 

今後とも宜しくお願いいたします。

 

 

 

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黒滝村のお客様より御注文頂いた床の間の薄縁を製作です

1月21日

 

黒滝村のお客様より御注文頂いた

床の間の薄縁を製作・納品させて頂きました。

 


こちらは、お預りしてきた古い薄縁です。

今回の薄縁は

【板張り】という スノコのような土台に薄縁を縫い付けた仕様となります。

 

 

 


裏面は、このように仕上げております。

 

 

 

まずは、古いゴザを取り外し、土台を掃除

 

最初のゴザが付いた状態の写真を見ても分かるように

土台の框側(畳縁が付いていない方の面)が凸凹になっていたので、

真っ直ぐに削り直し、寸法も調整しておきました。

 

 


今回、選んで頂いた使用材料は、

和紙の畳表と七宝柄の高麗縁です。

 

 

 

薄縁を土台に張った時に、

畳縁の際が突っ張らないよう気を付けながら

程よいテンションで縫い仕上げてゆきます。

 

 

 


仕上った薄縁を土台に張り付け完成です。

グリーンの畳表と黒銀の七宝柄の畳縁が

とてもイイ感じですね。

 

 

 

高麗縁の丸い紋もキレイに仕上りました。

 

 

 

納品完了。

お客様にも喜んで頂き、何よりでした。

 

またお部屋の畳替えの際も 宜しくお願いいたしますね。

 

 

 

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五條市にて畳替え 長さ1畳半分ある長い畳の製作です

1月19日

 

昨日に仕上った 五條市のお客様より御注文頂いていた

仕上がりの長さが2メートル75センチほど有る

長い畳の製作です。

 


今回使用する畳床です。

 

 


とても長いので、運搬するのも大変でした。

 

 

 


選んで頂いた畳表は、熊本県産。

生産者は吉田一哉さん。

ギッシリ密に織られた上質な畳表です。

 

 

 


とても長い畳なのですが、幅はそれ程広くないので、

たださえ上質な畳表の両端をバッサリ切落とし

より丈夫で美しい真ん中の部分だけを使用いたします。

 

 

 


ここまで長い畳だと、当店の機械では縫う事が出来ないので、

一針一針、手縫いで丁寧に縫っております。

 

 


畳縁は、無地の黒縁。

一言に黒縁と言いましても、化繊の安い物から麻縁の高級品まで様々な種類があります。

今回選んで頂いたのは、

生地が厚く上質な 双糸織りの畳縁です。

 

 


完成です。

 

 


コチラは裏面。

畳が納まる所の畳寄せの深さが違うので、

厚み調整の部材も四方で全て変えております。

 

 

 


艶々な畳表と黒縁のスッキリ感が、とてもイイ感じ。

 

くまモンの生産者タグも可愛いですね。

 

 

 

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4年前にお仕事をさせて頂いた香芝市のお客様より追加の御注文です

1月17日

 

この週末に仕上げさせて頂いた6畳間の新畳です。

 

今回は、4年前(宜しければ2018年8月21日の日記をご覧下さいね)に

御注文を頂いた香芝市のお客様よりの追加の御注文でした。

 


今回、選んで頂いた畳表はコチラ。

前回に引き続き、今回も熊本県産畳表です。

 

生産者は中山誠一さん。 【風月・本間1番草】 品種は涼風

経糸は麻綿Wです。

 

 

 

畳床は、前回と同じで建材畳床を使用。

今回もキッチリ仕上げさせて頂きます。

 

 


畳縁は、前回のお部屋と同じ物に。

新畳の青い畳表にも、日焼けした黄金色の畳表にも良く合う色合いです。

 

 

 


今回もイイ感じに完成です。

今週末の納品まで、今しばらくお待ち下さいね。

 

 

 

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古民家を利用した宿泊施設の畳替えです

1月14日

 

今回は、日頃お世話になっている大工さんより御紹介頂いた

宿泊施設の畳替えです。

 

古民家を利用して経営されている

隠れ家的な宿泊施設。

 

様々な所にオーナー様の心遣いや拘りがあふれております。

畳も例外で無く、お客様を最高の状態でお迎えするために

上質な畳を選んで頂けました。

 

 

 

畳表の生産者は 早川猛さん。

この業界では誰もが知っている、国内トップクラスの畳表職人。

 

その早川さんが織り上げた 

本間1番草(←ここが一番大事)を使って織られた畳表です。

 

長く穂先まで実の詰まったイ草を使い

密に織り上げた畳表は、丈夫で艶が良く

キッチリ手入れをすれば、日焼け後も黄金色に変色する

最高級品と言っても過言では無い、上質な畳表です。

(と言いましても、お値段の方は使用材料から考えると、かなりお買い得なんですよ)

 

 


一昨日にお預りしていた畳は、事前に打ち合わせにてチェック済みです。

新しく交換するには、まだまだ早く

十分に張り替えで対応出来る状態でした。

 

 


藁の間に断熱材と木質ボードをサンドした珍しい芯材です。

 


ただ単に畳表を縫い付けてゆくのではなく、

古い畳の芯材の歪みや隙間の調整をしながら 丁寧に畳表を縫着してゆきます。

ここでの作業が一番大事。

のちの仕上がりに大きく影響してゆきます。

 

 

 


写真は、畳寄せと柱が一直線になっていなく、柱が部屋の内側に入り込んでいる所。

3ミリ程の段差ですが、この段差を付けるか付けないかで、

畳の納まり具合は大きく変わってきます。

 

 


端まで色の通った艶良い畳に仕上りました。

 

 

昨日に降っていた雨がやんでくれたので、仕上った畳は、本日朝から納品です。

 

 


今回は、お部屋全体画像の使用はNGです。

 

それでもコチラの画像で、

畳表のキメ細かさや艶々感は十分に伝わると思います。

 

 

 

畳縁の幅や、畳の角の仕舞いもイイ感じです。

 

 


先ほどの3ミリ程の柱の段差の所もバッチリ。 隙間なくキッチリ仕上りました。

 

 

今回も丁寧な仕上がり具合に

お客様にも大変喜んで頂けました。

 

 

 

 

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とある神社様より御注文頂いた拝敷(ひざつき)の製作です

1月6日

 

皆様、少し遅くなりましたが、新年おめでとうございます。

 

今年は例年よりも遅く、4日より営業。

 

今年も沢山のお客様との御縁がありますように。

皆様、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

さて、4日は

棚卸しや正月飾りの片付けを済ませ

昨日よりお仕事に取り掛かっておりました。

 

 

今年最初のお仕事は、

とある神社様より御注文頂いていた【ひざつき】の製作です。

 

少し前に

「いつでも良いので」

と御注文頂いた3枚のひざつき。

 

ちなみに、【ひざつき】とは、

神社や宮中などでの行事の際に使われる半畳ほどの敷物です。

地面にひざまずく際に使い、汚れないようにするわけですね。

漢字で書くと【軾】 ←こんなかんじ。すぐに変換出来ないので平仮名を使っております。

 

 

 


さて、作業の方ですが、

ひと言に ひざつき と言いましても

ミシンやボンドなどを使い、中学生の工作的に作っている簡易的な物から

畳職人が一針一針、丁寧に手縫いで仕上げるものまで、

作り方は様々。

 

当店が作るのは、もちろん後者の方です。

一針一針、気持ちを込めて、自分が持っている精一杯の技術で仕上げてゆきます。

 


コチラは裏面になる方の仕上げです。

縫い糸が見えないように仕上げてゆくのも職人の技術であります。

 

 

まだ最後の仕上げが残っておりますが、ひとまず1枚完成です。

 

 


ゴザを二枚重ねているので、それなりの重厚感があります。

高麗縁の紋もキレイに出ております。

 

 

 


コチラは裏面。

 

なるべく縫い糸が見えないように、気を付けながら仕上げております。

 

 

 

久しぶりの製作なので、勘を取り戻すために

まずは1枚完成。

 

残り2枚も近日中に仕上げさせて頂きますね。

 

 

 

 

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