10月28日
昨日にお預りしてきた 桜井市のお客様よりご注文頂いた
6畳間の張り替え工事。
前回の6畳間の張り替え、前々回の縁なし畳の納品に引き続き
3部屋目の工事となります。
コチラ、前々回に納めさせて頂いた 厚み12ミリの極薄・縁なし畳。
畳表は セキスイMIGUSA アースカラー・ボルケーノです。
使用した畳表は 江嶋久さんの金剛表1番草
30年以上使用して頂いた 6畳間の張り替え工事です。
コチラも、前回の畳同様に 30年以上使用して頂いた畳です。
30年以上使用した畳となると
場合によっては、張り替えが出来ないほど芯材が傷んでいる場合が有ります。
お部屋の使用頻度、床下の湿気の具合、元々入っていた畳(芯材)のグレード、
畳が悪くなる条件はイロイロありますが、
今回の場合、
畳の使用頻度は、それなりに使われており
畳の芯材のグレードも 超絶に良い物 と言う訳ではありません
しかし
床下の湿気の少なさが抜群に良い感じでした。
30年以上経っても、畳の裏に付いている返し藁(厚み調整と化粧を兼ねた藁)
が一切腐っていない。
床板を留めている釘にも、まだサビがきていない物もありました。
長年畳屋をやっておりますが、
ここまで状態が良いお部屋は、ナカナカにお目にかかれないほどイイ感じ。
土地が持つ湿気の少なさもあるのでしょうが、
設計と大工さんの技量が、最高に素晴らしかったのでしょうね。
今回の畳替えに使用する畳表は
熊本県産畳表、早川猛さんの 本間1番草 です。
畳業界では、誰もが知る いわずもがな なイ草農家さん。
普段から かなり上質な畳表を取り扱っている当店ですが
早川さんの畳表は、やはり際だって美しい。
イ草も ただ長いだけで無く、穂先までキッチリ実が詰まってました。
畳からピロっと出ているイ草の端切れは、厚み調整をするための物。
表面を100%平らにする事は出来ませんが、
縁際の凹みなども出来る限り修繕しております。
今回は、黒の青海波柄の畳縁を選んで頂きました。
昨日にお預りをして、本日の午後から納品。
当店の畳は、ほぼ店主一人(少し嫁様の補助もありますが)で製作している為、
1日に何十枚も仕上げるような大量生産は出来ませんが、
当店を選んで頂いたお客様に喜んで頂けるよう
自分が納得できる仕事を 精一杯・全力でこなしております。
今回もいつも通り 全力投球(?)
畳は見違えるほど美しくなり、寸法もキッチリ隙間なく仕上りました。
続いてお預りしてた8畳間の畳も全力でキッチリ仕上げますので
今しばらくお待ち下さいね。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せ下さい
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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