先月に行なわれた
当店が所属する 奈良県畳組合の有志メンバーでの
広島→岡山 研修会。
今回紹介するのは、備後表・最後の生産者となった
高田さんのイ草で織られる
円座と手織りの中継ぎ表
となります。
沢山のお弟子さんに技術指導をされている凄腕の技術者であります。
同じ円座でも 編み方を変えるだけで座り心地が全然違いました。
私が心地良いと感じたのは、先の画像の渦巻きタイプの方でした。
このような複雑な編み方の円座を造るには、
外国産や他県のイ草では、難しいそうです。
丈夫で粘りがある 備後のイ草 でないと
気に入った製品に仕上がらないそうです。
続いて紹介するのは、最高級畳表である
手織り中継ぎ表です。
一般的な畳表は、端から端まで1本のイ草で織られているのですが、
中継ぎ表は、2本のイ草を真ん中で継いで織り上げています。
イ草の強度は、株に近い部分が丈夫で、穂先に行くにつれ もろくなります。
1本のイ草で織られた一般的な畳表は、
穂先の部分と根元の部分が入り交じって織られているのですが、
中継ぎ表は、穂先の部分が裏面になり(畳に仕上げる時は、むしり取り捨てます)
畳の表面になる部分は、
イ草の根から胴の丈夫な部分のみを使って仕上げているために
耐久性に優れた畳表に仕上がるわけです。
コチラの織り手さんも 90歳を超えるお師匠さんに習いながら
手織りの技術を後世に伝える 最後の職人さん。
左右からイ草を織機に入れて
足で織り締めて行きます。
備後表も円座も手織りの中継ぎ表も
このままでは、いつか無くなってしまう
大切な日本の伝統文化。
少しでも長く続けていただくため
お客様に宣伝し購入していただけるよう
当店も微力ながら協力してゆきたいと思います。
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