2月28日
本日で2月も終了。 明日からは3月。
この一週間も
とある宿泊施設さまの畳替え58畳の製作や
御注文頂いた お客様宅への打ち合わせで
あっという間に過ぎてしまいました。
本日 日曜日は、
1週間前に打ち合わせをさせて頂いた
下市町のお客様宅へ 新調畳の製作のための採寸に伺って参りました。
採寸の都合上、1度 古い畳を上げないといけなかったので
めくり上げてみると
その畳は先々代の祖父が納めさせて頂いた
手縫いの芯材で造られた畳でした。
今の畳屋さんは ごく一部の畳屋さんを除いて
材料である畳の芯材 畳床(たたみどこ)は
畳床を専門で造っている 床屋さんで購入するのですが、
その昔、畳床を大量に造る機械が開発されるまでは
それぞれの畳屋さんで
芯材から畳を製作しておりました。
コモや藁を何十㎝も積み重ね 一針一針糸で縫い 足で締め固めた畳床。
畳床を造るだけで、ビックリする位に手間と時間と体力を消費します。
そんな代物なので
畳床を大量生産する機械が開発されてからは
造り手が居なくなり
今では 日本中探しても 造っているのは ほんの数人。
まさに絶滅危惧に値する代物となってしまいました。
今回の畳は 少なくとも50年以上は使われている畳床。
縫い糸は経年で劣化して
持ち下げするだけで 糸がプチプチと切れてしまいます。
畳の文化的に 貴重な畳で勿体ないのですが
普段使いのお部屋に使うには 限界を超えております。
なので、
今回の畳替えを機に 芯材から全て新しくする事になりました。
9畳間と4畳半のお部屋。
祖父の仕事に負けないように
今回もキッチリ仕上げさせて頂きますね。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せ下さい
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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