5月18日
先日より取り掛かっている
香芝市のお客様より御注文頂いている畳替え。
6畳間の新調畳の製作が完成し、
残り6畳間・表替えの製作の取り掛かっておりました。
今回選んで頂けた畳表は、くまもとJAブランド畳表【ひのさらさ】です。
ひのみどり という品種のイ草なのですが
その中でも
イ草の長さや1畳あたりに織り込むイ草の本数(重量)が
規定以上ないと 名乗れない 【ひのさらさ】
くまもとJAブランド畳表の中では、最高級の畳表です。
その中でも、毎年行われるイ草の品評会で
過去に4度の最高位・農林水産大臣賞を受賞した
橋口英明さんの1番草で織られた【ひのさらさ】
日本国内の畳表の中で、最高級品と言っても過言では無い畳表です。
お預りした畳は40年近くお使い頂いた畳です。
歪みの無い、ほぼ長方形のお部屋なのですが、
前に施工された畳屋さん、
何故か、わざわざ畳に歪みを付けて作っておりました。
こんな感じです。
正直、意味が分かりません。
なので、
今回は、今後の仕事のしやすさを考慮して
写真右のような畳を 写真左のようにするべく
畳を切ったり足したりして、歪みを矯正し納めさせて頂きました。
まずは、畳の四方を切ってしまうので、
四方に付いていた厚み調整の部材を全て撤去します。
1枚1枚、全ての畳の四隅を切り直し
畳同士が出会う所は、直角が出るように調整し直しました。
イ草の丈夫さ、密度、艶、織りの美しさ、全て素晴らしいの一言です。
厚み調整と化粧を兼ねた部材も付け直し、裏面も綺麗に完成。
(一般的に、表替えでは厚み調整の部材は古い物をそのまま使用いたします)
午前中は天気が良かったので、予定より1日早いですが、
納品させて頂きました。
今回もお客様のご厚意により 納めた畳の写真を掲載させて頂きます。
コチラは新調畳の6畳間。
大工さん、設計士さん、御施主様、と相談して
一般的な6畳間の敷き方でなく 全て横敷きで畳を仕上げました。
今回もバッチリの寸法です
畳表の生産者は、森崎貴英さん。
品種は涼風、本間サイズの1番草、経糸は麻と綿糸の二本芯(麻綿W)です。
続いては 6畳間の表替えです。
猛烈に苦労しましたが、歪みも矯正し直し、とてもイイ感じです。
長年使われた畳なので、新調畳ほど畳床はシッカリしておりませんが、
仕上がりは、バッチリ。
隙間も無くなったお部屋と
橋口さんの【ひのさらさ】に お客様も大満足でした。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せ下さい
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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