11月4日、朝から天気悪し。
ラジオの天気予報では雨の後気温が下がるとの事。
昨日仕上げた新調畳のお部屋には現在畳が無いので、
出来れば雨の合間を見て、配達が出来ればよいのですが・・・。
少し天気が落ち着いたのはお昼頃、
時折晴れ間も見えたので施主様へ連絡を入れ配達へGOです。
施主様の所へ着き畳を納めていると空が暗くなってきました。
最後の畳を納める終わる頃にポツリポツリと降ってきました。
ギリギリセーフ。
と思ったのも束の間、3軒隣のお宅の床の間の薄縁を積んだままでした。
慌てて走って持っていきました。
念の為に配達時にシッカリ養生をしていたので
薄縁自体は全く濡れていませんでした。
良かった。
次は3軒隣のお宅の薄縁です。
すでに古い薄縁は施主様がめくっていました。
錆びた釘が抜けずに刺さったままです。
出来る限り抜きましたが錆びているので抜けない物も。
抜けなかった釘は金づちで打ち付けておきました。
その後綺麗に掃除をし、納めてきました。
錆びた釘が見えているだけで
せっかくの床の間が台無しになりますもんね。
施主様にも綺麗になったと喜んでいただけました。
帰宅してからは昨日用意していた新調畳の製作です。
産地偽装が話題になっている昨今、
本日は簡単に熊本県産の畳表を見分ける方法を教えちゃいます。
まずは生産者シール
外して付け替える事も出来るのであまりよくありません。
問屋さんの話ではこのシールは農家さんが在庫で持っている物のみで終了になるようです。
次はQRコード付きのタグ
コチラは生産者の情報がわかるQRコード付きのタグです。
畳表に織り込まれております。
ただ、まだ産地で付属が徹底されていないのと、
何枚に1枚付けるかも農家さんによって違うなど課題がたくさんあります。
なお、このタグは無着色の畳表にしか付けれませんので
これが付いていると必然的に無着色の畳表となります。
これが先ほどのシールの代わりになっていきます。
次はちょいとマニアックな判別方法。
県証糸(たぶんこんな字だと思います間違ってたらスミマセン)
コチラはその1、一番端の青と黄色の2色の糸。
ただ畳に仕上げると切り落とされることが多いのが難点です。
先日の熊本研修の時に位置を変えるように直接農家さんにお願いしましたが、
場所は糸屋さんが巻いてくるので変えれないとの事。 残念。
次はその2。真ん中に見える青い糸(分かりにくいですね、すみません)
コチラは麻の県証糸です。コチラも糸屋によって場所は変わりますが、
大抵畳表の真ん中の方に入ってます。
麻引きクラス以上なら必ず入っておりますよ。
(たまに違う色があります。いつかホームページ上で説明します)
畳をあげて傷が付いても目立たない所でい草を割ってさがすと良いでしょう。
いずれにせよ安心して信頼の出来る畳店で施工するのが1番ですね。
ただ畳表市場の約80%が中国産である事をお忘れなく。
当店ならば国産は国産、中国産は中国産と偽りなく説明し、
その施工のすべてを日記にて説明するなどの努力をしております。
モチロン来店しての確認も大歓迎ですョ。