2月2日。
本日より新調畳の施工です。
先週に採寸させて頂いた吉野町のお客様の10畳新調畳。
畳表は、熊本県産畳表 杉山誠也さんの『夕凪』 本間サイズの麻引き表。
畳床は、建材畳床です。
お部屋の寸法に合わせて畳床を裁断します。
敷居の歪みや、柱のクセなどをキッチリ取ります。
畳床を裁断した後は、畳表を縫着するのですが、
この時にイ草が真っ直ぐになるように調整します。
この作業は数年後の畳の仕上がりの美しさを出すためには、
とても大事な作業なのです。
時間はかかりますが、出来る限り調整します。
イ草の通りが真っ直ぐに調整できれば、
次は畳表の縫着です。
畳表に弛みが出ないように気を付けます。
畳表を張り過ぎてもダメですし、緩くてもダメなのです。
簡単そうで実は奥が深いのが、畳表の張り加減なのです。
今回は麻引き畳表なので、経糸は麻の糸となっております。
上の写真で、畳表にチョークを引いている部分の経糸、
リンドウ色の経糸が見えますが、
この経糸が熊本県産畳表である証の県証糸となります。
畳になってしまうと見えない部分なのですが、
中国産畳表と熊本県産畳表を見分ける判断材料になります。
納めた畳が熊本県産なら、ほぼすべての畳表に入っているので、
『自分の所の畳は本当に熊本県産なのか?』
気になる方は、納品時に畳屋さんに言って
経糸を確認してみてくださいね。
ちなみに、糸引き表の場合は
イチョウ色とリンドウ色のストライプの経糸が入っていますよ。
畳表を縫着した後は、キッチリ寸法通りに仕上がっているか?
チェックです。
そんでもって、
少し残業して10畳分の畳表の縫着は完了です。
明日は畳縁の縫着です。
明日も気持ち良く仕事が出来るように
仕事が終わった後は、仕事場の掃除です。
当たり前の事なのですが、とても大事な作業。
全ての基本となります。
さあ、明日も頑張りましょう!!
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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