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熊本イ草研修

1日外回りと熊本研修8

11月2日、本日は朝から採寸と打ち合わせ。
お昼からは打ち合わせと問屋さんへ仕入れ。
と外回りばかりでした。
ちなみに本日打ち合わせと採寸をさせていただいた現場は
すべて国産(熊本県産)畳表を選択していただけました。
やっぱり安心できますもんね。

夕方からは問屋さんへ何か良い畳表が無いか探しに行ってきました。
たくさんの畳表を見て自分の目利き力を高めないと
地域1番店になれませんもんね。

そんな訳で今日もたくさんの畳表を見て
その中から良い畳表を仕入れる事が出来ました。
熊本畳表
熊本畳表夕凪
熊本県産畳表、本間サイズ、『夕凪』の麻綿Wです。
生産者は松永和雄さんです。
暗い所での写真なので畳表がくすんで見えますが、
実入りのいい良い畳表なんですよ。
畳に仕上げるのが楽しみです。

そした、帰宅してからは残業をして製造でした。
なんとか昨日の続きの新調畳を8畳仕上げる事が出来ました。
和紙の畳表の新調畳

明日は残り6畳を仕上げて、
次の新調畳に取り掛かれればよいのですが・・・。

さてここからは熊本研修その8です。

今回の熊本研修で2軒の農家さんにお邪魔して
畳表作りの大変さを思い知らされました。
想像以上の手間と時間をかけて仕上げた畳表の価値は
現在の市場の価格では低すぎると言えるでしょう。
畳屋の側から見れば、少しでも安く仕入れが出来れば良い
というのが本音なのですが、
農家さんの大変さを知るとそうも言えない・・・。

少しでも多くのお客様に国産(熊本県産)
畳表の良さを知っていただき、
1枚でも多くの国産畳表をお客様に買っていただく様に頑張る!
それを地道に続けて他の畳屋さんにも広げていく。

いつか昔のように国産畳表ばかりになれば良いのに。

今日は製造の日と熊本研修7

11月1日、今年も残り2か月になりました。
本日は1日製造のみの日となりました。

本日は10月27日に納めてきた和紙の畳表にピンクの梅柄の畳縁を付けたお部屋の
隣のお部屋、8畳6畳の新調畳の製造の製造でした。

黄色の梅柄の畳縁
今回は黄色の梅柄の畳縁です。
畳表はダイケン和紙畳表の銀白です。
最近和紙の畳表の比率が高めですが、

お客様のお部屋の使用状況に合わせて最適な畳表をお勧めした結果であります。
次の新調からは、しばらく天然の国産畳表が続きます。

畳の製造過程
コチラは月曜には配達出来るように頑張って仕上げます。

続いては熊本研修その7です。

見た目だけではない丈夫な畳表を作るためには色々な手間がかかります。
イ草の選別
切れたイ草や赤黒く焼けたイ草をはねます。
イ草の選別
このようにイ草を立てて折れるイ草は、
見た目では分からないのですが、実入りが少なく耐久性のない質の悪いイ草だそうです。
折れたイ草は畳表にはならずにすべて処分されます。
他にも幾つもの工程を経て1枚の畳表が仕上がります。

ちなみに1日に1つの織機で織れる畳表は上等な物だと
10枚にも満たないそうです。

つづく。

本日も配達と熊本研修6.

10月31日、
本日は先日仕上げていたダイケン和紙畳表『黄金白』を使用した
新調畳の配達でした。

イ草の畳の部屋と和紙の畳の部屋
手前の4畳は10月17日に表替えをしたお部屋です。
今回納めた6畳のお部屋には大きな箪笥が2竿とベットが入る予定です。
お部屋の湿気などを考慮した結果、カビ防止の為にも和紙の畳表にしよう
となった訳です。
今回の現場ではお客様より少し気になる事をご指摘いただきました。
それは和紙の畳表の上で家具スベール
(簡単に畳の上で家具を移動する事の出来る便利な道具。畳屋の必需品です。)
を使った時に少し型が残るらしいのです。
今まで指摘されたことが無いし、私も現場では気が付かなかったのですが、
帰宅した後お電話で連絡を頂きました。
玄関の3畳の新調畳が残っているので、
納めに行った時に確認させていただいてきます。

さて、ここからは熊本研修その6です。

赤星さんのお宅の次は、
少し離れた金剛地区(だったはずです。間違っていたらすみません)
にある田島さんのお宅に伺いました。
田島さんと松永さん
写真右が田島さん。左は肥後物産の社長、松永さんです。

この田島さんは在来種のみの生産。
しかも超品質至上主義。
儲けよりも品質。お話を聞いていると
そんな感じがバシバシと伝わってきました。

その一つが染土の濃度。
多くの農家さんが20%位の濃度の所、
田島さんの染土の濃度は15%

たった5%の差と思いますが、とても大変な事らしく
肥後物産の仕入担当の方も15%でイ草を泥染めしている人は
あまり聞いた事が無いと言っておりました。

それでは染土の濃度が濃いのと薄いのでは何が違うか?
簡単に言えば、染土は人間で例えると化粧なのです。
染土が濃いと一見見た目の良い素晴らしい畳表に見えるのですが、
泥を落とすと、こんな感じじゃぁ無かったはずなのになあ・・・ って。

その点、田島さんの畳表はそんな事にならないよう、
見た目で騙す事無く、素晴らしい畳表を作るべく

染土の濃度を年々落としているそうです。

つづく。

配達と熊本研修5

10月30日、本日も予定通りまず昨日の続き
ダイケン和紙畳表黄金白を使用した新調畳を仕上げでした。
コチラは明日に配達してきます。

次は10月23日に仕上げていた国産(熊本県産)畳表を使用した新調畳、
の配達です。
コチラ、品種:ひのさやか、本間サイズの麻綿W、生産者:山下一久さん
畳床は建材Ⅲ型でした。
新調畳の配達
天気が良かったので良かったです。

4畳と8畳の座敷
今回もモチロン畳はキレイに納まりました。
ただ、4畳の床の間の薄縁を作るのを忘れていました。
早急に納めます。反省。

床の間の薄縁は親父様に任せて、帰宅してからは新調畳の仕上げです。

新調畳と矢羽柄の畳縁
国産(熊本県産)畳表『ひのはるか』、生産者:藤原信義さん、五八サイズの麻綿W。
畳縁はブルーの矢羽柄です。
畳の製造の途中

新調畳ひのはるか
さすがこだわりの畳表。とても良い艶です。
本間サイズにも織れるイ草の良い部分だけを使用し、あえて五八サイズに織っております
端から端までとてもキレイな畳表でした。

コチラは11月4日に配達予定です。

さて、ここからは熊本研修その5です。
赤星さんの親父さんにこれから植えつけ予定のイ草の苗を見せていただきました。

イ草の苗

赤星さん
コチラが赤星さんの親父さんです。

赤星さんの所は『ひのみどり』『ひのはるか』『夕凪』
の3品種を植える予定だそうです。
苗植えの段取りを始めると農家さんは一斉にい草を織るのを止めてしまうそうです。
これから年末にかけて市場に流通するのは11月の初めの苗植えまでに織られた畳表のみ、
おそらく今年の年末は全体的に品薄になりそうな感じだとか。
もちろん当店は良い畳表を押さえております。安心して下さいね。

つづく。

ダイケン黄金白と熊本研修4。

10月29日、本日は朝から予定通り東大阪まで配達でした。
天気が微妙だったので心配しましたが、
無事に納めてくる事が出来ました。
お部屋の画像は工務店様や施主様の了解を得ていないので、今回はNGです。

帰宅してからは次の新調畳の準備でした。
先に藤原さんの畳表を使用した新調畳の仕上げをしたいのですが、
畳縁がまだ届いていなかったので、
ダイケン和紙畳表の黄金白(本間サイズ)を使用した新調畳の準備に取り掛かりました。
ダイケン和紙畳表、黄金白

本間サイズで6畳のお部屋です。
先日隣の4畳のお部屋を熊本県、中村さんの麻綿W、夕凪で表替えしたので、
4畳の表替え
今回も同じイ草で新調畳に・・と思ったのですが、
湿気のわりと多い6畳のお部屋に巨大な箪笥2竿とベットを置く予定
と施主様より聞いていたので、カビの生えにくい和紙の畳をお勧めしました訳です。

『それならフローリングにしたら』
と思ったそこのあなた
大きな間違えですよ!
確かに私も今まではフローリングをお勧めしていたのですが、
やはり足ざわりの悪さや、足元の冷え込み、ごろ寝が出来ない・・・など、
洋間にして後悔をしている方はたくさんいるのです。

そんな訳で、こんな時には和紙の畳表でい草のデメリットを補うのも
一つの手段です。 カラーもたくさんありますしね。

黄金白を使用した新調畳は残業の甲斐もあり、
明日には仕上がりそうです。

さて、ここからは熊本研修その4です。

イ草農家の赤星さんの息子さんに今の農家さんの現状を聞いてみました。
熊本県の農家さんの数は10年前に比べて約10分の1、
では、なぜ農家さんが減ってきているか?
高齢化、儲からない、中国産の輸入、などいろいろ理由がありますが、
その中の一つに
『機械メーカーが機械を作らなくなった』
と言うお話を聞きました。
今は機械が壊れたら在庫や古い機械の部品を取って使いまわしたりしているそうです。
しかし、何年か先にはそれも出来なくなる。 
他のメーカーが新しい機械を作ってくれたとしても、今までの価格の少なくとも倍の価格になるそうです。
そうなると補助を受けても農家さんの負担はすごい事に・・・。
植えつけ、刈取り、選別、織り・・・
畳表は機械なくしては出来ない位なのです。(機械があっても大変な仕事ですが)

その機械が無くなる事や金銭的な負担を危惧して後継者に後を継がせない農家さんもいるそうです。

これでは10年先の国産畳表はどうなる事か?
すでに農家さんだけの問題では無いのでは?と考えさせられました。

つづく。

和紙畳表の新調畳の配達と熊本研修3

10月28日、朝からは明日配達予定の
6畳新調畳の仕上げです。

国産畳表糸引きを使用した新調畳
先日、日記でも紹介した
少しお安い熊本畳表を使用した新調畳です。
縁を付けてみると予想以上にきれいに仕上がりました。
コチラは明日朝から配達してきます。

午後からは、まず打ち合わせ。
以前にお電話を頂いていたお客様で、
少しお待ちいただいていたのですが、

本日朝から再度お電話をいただいたので、
下見兼打ち合わせに行ってまいりました。
しかし、畳をめくり床板を見てみると
湿気で傷んでいた為、床板を張り替える事に。

畳はその後という事になりました。

帰宅してからは配達を2軒。
ダイケン和紙畳表を使用した新調畳の配達でした。

1軒目はダイケン栗色を使用した新調畳を4畳。
ダイケン和紙畳表栗色
写真では分かりませんが、隣が同じような色のフローリングで、
隣の部屋と合わせて見るとカッコ良さが倍増します。
施主様にもとても喜んでいただきました。

次は別のお客様なのですが、
ダイケン和紙畳表銀白を使用した新調畳10,5畳です。
ダイケン銀白と梅の柄の畳縁
コチラもキレイに納まりました。
隣に8畳と6畳がまだ残っております。
コチラの2間は同じ柄の黄色の畳縁が入る予定です。

さて、ここからは熊本研修その3です。
い業研究所で初日の研修は終了。2日目は農家さんへ行って
直接イ草から畳表が出来るまでを見学いたしました。

最初におじゃましたのはミヤハラ地区にある赤星さんのお宅です。
中村式の織機
工場の中には畳表を織る織機が何台も並んでいました。
工場では息子さんがイ草を一本一本選別しておりました。
イ草の選別
何度も何度も繰り返し見て、
悪いイ草を撥ねて良いイ草ばかりに選別してから
畳表に織っていきます。
ものすごい手間のかかる重要な作業です。

明日に続く。

新調畳の採寸と熊本研修2

10月27日、本日は熊本研修中に床板工事完了の
連絡が入っていたお客様の所へ採寸でした。
先日白蟻にヤラレタ古畳14畳を持ち帰った現場です。

お客様の強い要望により新調畳には国産畳表使用と指定されています。
床板を新しく変えたお部屋の14畳と別のお部屋6畳の計20畳です。

お昼からは、これまた研修中にお電話をいただいたお客様の所へ
打ち合わせでした。
コチラのお客様も国産畳表を指定。
最近はお客様の国産畳表への関心がかなり高くなっているように感じます。

もちろん両お客様には熊本県産畳表を使用していただきます♪

帰宅してからは次の仕事の準備です。
次の現場は大工さんの新築の自宅です。
畳のお部屋は6畳のみですが、やはり大工の棟梁のお宅なので
国産畳表なのは当たり前、
かなり良い物をご用意いたしました。

熊本ブランドひのはるか
藤原さんの、ひのはるか
使用するのは熊本県産畳表の『ひのはるか』
生産者は藤原信義さん。
五八サイズですが、2番草を使用したかなり良い畳表です。
ちなみに同じ五八サイズでも最近使用した畳表と比べると
イ草の比較
こんなに違います。もちろんどちらも熊本県産畳表です。
畳になって縁を付けてしまうと、
その差は分かりにくくなってしまいがちですが、
畳表の状態で比較すると一目でその差が分かりますよね?

さて、ここからは熊本研修の報告2です。

肥後物産様に到着して
一通り畳表に付いて教えていただき(内容については秘密です)
その後に連れて行っていただいたのは
『熊本県農業研究センター、い草研究所』です。
熊本県農業研究センター、い草研究所
ここではイ草の品種、経年変化から水に濡らした後のシミの付き方など
様々なイ草の研究をしていました。
ここで私達に指導してくれていたお方に聞いた質問の答えで
今まで自分が我流で勉強して、お客様に勧めていた事が
間違いで無いと
確証と自信が持てました。

ちなみにこんな物も作っていました。
くまもんのゴザ
『くまもん』のゴザです。
残念ながら非売品でした。

熊本県へイ草研修に行ってきました。

10月26日。
この度 10月25,26日の2日間、
熊本県へ畳表の勉強をする為に行ってまいりました。

千丁駅の看板
行ってきたのは、イ草生産日本一の町、千丁。
駅からは龍峰山が見えました。

龍峰山
あいにく、台風の影響で初日は少し雨が降っていました。
龍峰山も霧に隠れて山頂までは見えませんでした。

駅から徒歩2分くらいの所に今回お世話になった
肥後物産株式会社様があります。
肥後物産株式会社
松永社長をはじめ、社員の皆様はとても良い人達ばかりでした。

今回の産地研修の模様は
今後の日記で紹介していく予定です。

イ草、奥が深いです・・・・・。