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奈良県内の畳張り替え・新畳製作ブログ
お客様に伝わりにくい畳屋の仕事を2013年より日記にして掲載しております。

ご依頼をいただいたお仕事を、夫婦で1枚1枚、丁寧に製作しております。

お客様の畳屋選びの参考になるよう

よく見かける納品後の画像だけで無く

使用材料、畳の裁断面や裏側の仕上げ、糸の仕舞いなど

お部屋に納めると見えない所まで確認していただけるよう心掛けております。




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北葛城郡王寺町のお客様の琉球畳(風)新調畳

5月18日

 

昨日に引き続き、

本日も王寺町のお客様の縁なし畳(琉球畳風の新調畳)

半畳24枚の製作です。

 

問屋さんが注文していた畳床をお昼前に配達してくれたので、

午後から製作開始です。

 


今回の畳床、

経年の畳床の縮み対策(縁なし畳は、経年変化による畳床の縮みが目立つため)として 

上面に薄い厚紙を入れてみました。

 


縁なし畳を作るときには、先に畳床の四方を裁断するのですが、

畳床の切りしろは、使う畳表によって微妙に変えます。

 

長年経験で十分に把握しているつもりなのですが、

畳表のイ草の打ち込み量や 使っている経糸により

微妙に変わるので、

念のために 先に1枚仕上げるのが1番確実。

 

そんな訳で、

1枚だけ仕上げてみました。

 

 

畳の仕上がり寸法もバッチリでしたので

明日からは、畳床の裁断、畳表の縫着に取掛かります。

 

仕上りまで、今しばらくお待ち下さいね。

 

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北葛城郡王寺町にて畳替え 6畳2間を縁なし畳で新調します

5月17日

 

先日より取掛かっていた 橿原市のリフォーム物件の新調畳。

 


 

本日、完成致しました。

納品はもう少し先なので、今しばらく養生して保管しておきます。

 

続いては 先日に採寸させて頂いた

北葛城郡王寺町のお客様の新調畳の製作準備に取掛かります。

 

コチラは6畳間が2部屋。

どちらのお部屋も、熊本県産のメセキ表を使った

半畳の縁なし畳(琉球畳風)にて仕上げます。

 

 
使用材料はコチラ。

生産者は碇真一さん、品種は ひのみどり 経糸は綿の二本芯(綿々)となります。

 


コチラ、熊本県産でも、織り専門の農家さんが使う QRコード付きタグ。

イ草も畳表も どちらもしている農家さんの物は白色

イ草は他の農家さんに作って頂き、製織専門でゴザを作っている農家さんの物は
写真のような朱色? のタグとなっております。

 

ちなみに、メセキ表に関しては 

作っている農家さんの多くは 織り専門の農家さんだそうです。

 


畳表を寸法に合わせて裁断。

 


縁なし畳は 縫着するまでの下準備で 仕上りがほぼ決まります。

 

明日は畳床の下準備です。

 

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橿原市で畳替え 熊本県産畳表を使った新調畳です

5月15日。

 

連休明けからお客様のお問い合わせが少しずつ増え

今週も打ち合わせ、採寸へとバタバタ動き回っておりました。

 

とはいえ、

まだまだ予断を許さないので、新型コロナウイルス対策は万全に、

お仕事以外では外出せずに、寄り道などもしないように心がけております。

 


打ち合わせに行く前には、必ず体温チェック!

安定の36度台。本日も絶好調でした。

 

さて、

本日も午前中は とある物件にて新調畳の採寸。

 

その後、

週明けに採寸させて頂きました 

工務店様より依頼頂いた 橿原市のリフォーム物件の新調畳の製作に取掛かりました。

 

今回は8畳間の新調畳です。

 

 

今回使用するのは、安心・安全の熊本県産畳表。

※ 畳表(たたみおもて)とは いわゆるゴザのことです。

生産者は 青木一幸さん。 品種は ひのはるか 経糸は綿の二本芯です。

 

 

年々 生産者さんの数も減り 希少になって行く国産イ草。

 

多くの建築業者さんが、中国産の畳表を使う中(価格を低く抑えられるので)、

当店のお取引先の工務店様の多くは 

お客様のことを想い

国産畳表を指定して 御注文を頂けます。

 

当店も そのような良心的な工務店様の想いに応えれるように

本物の国産畳表で、キッチリ仕上げさせて頂きますね。

 

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技能研鑽その2

5月9日

 

昨日の続きです。

 


昨日は 返し藁を入れた所まででしたが、

本日はその続き、返し藁の締めです。

 


畳を裏返して 縫い糸を締めて行きます。

縫い糸を締め上げ 厚みを揃えると同時に剛性を増します。

 

 

藁の穂先を隠すように捻りながら まずまず綺麗に仕上がりました。

 

続いては最後の工程、角の仕上げと框の閉じです。

 

こちらも同じように 畳を伏せた状態で

框の厚みを藁で調整しながら 縫い閉じて行きます。

 

縫う際には 縫い針を畳の裏面(現状で見えている方)から

表面(下になっている方)へ下ろすため

畳表を傷つけないように 畳表の目の間から出てきた針を

指先の感覚のみで 同じ所からもう一度上の方(裏面)へ上げて来ます。

※ 説明がややこしくてスミマセン。

 


同じように両框を仕上げて完成です。

 

 
畳表も傷つけることなく、綺麗に仕上がりました。

 

現在では重要文化財のお仕事以外では 

この様な特殊な作業をする事は ほぼありませんが

 

何時そのようなお仕事が入ってきても対応出来るように

南たたみ店では 日々の技能研鑽を積み重ねております。

 

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技能研鑽です。

5月8日

 

この様なご時世なので、

お客様よりお聞きしているお仕事が延期になっている為、

 

本日は自身の技能研鑽の日として

昔ながらの手縫いの造作方法で畳を作っておりました。

 

あ、

南たたみ店では新型コロナ対策として、

脱3密 毎日の検温 マスクの着用 消毒の徹底 

日々のソーシャルディスタンスを心がけております。

毎日のステイホームで 何か畳の事で気になることが有れば

お気軽にお問い合わせ下さいね。

 

さて、 

近年の畳の製作は、ほんの一部の畳屋さんを除いて

機械縫い100%で製作いたします。

昔ながらの手縫いで畳を作る機会はナカナカにありません。

なので、

自分で時間を作って技能研鑽しないと
手縫いで畳を作る技術力は下がってしまう一方なのです。

 


藁の本床を使い 畳の框(かまち・縁の付いていない方)に板を入れた畳。

重要文化財などのお仕事には 今でもこの様な仕様で畳を作ります。

 


畳表(タタミオモテ・ござの事です)の経糸を留めるのも

カラクリ という特殊な留め方で糸をかがって行きます。

 


きっちりカラクリをすると経糸は余程の事が無い限り解けません。

 

 
畳縁を付けるのもモチロン手縫いです。

ただの波縫いでなく、見た目以上に複雑な縫い方なんですよ。

 


畳床の裁断も 包丁を使い落として行きます。

切り口スッキリに同じ角度で切落として行くのがポイントとなります。

 


返し藁という厚みの調整の藁を入れながら 畳縁を仕上げて行きます。

京都式の造りでは、この返し藁を穂先を隠すように捻りながら

見た目にも美しく入れて 仕上げて行きます。

今回の技能研鑽でも 京都式でネジ藁を入れております。

 

明日に続く・・・