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奈良県内の畳張り替え・新畳製作ブログ
お客様に伝わりにくい畳屋の仕事を2013年より日記にして掲載しております。

ご依頼をいただいたお仕事を、夫婦で1枚1枚、丁寧に製作しております。

お客様の畳屋選びの参考になるよう

よく見かける納品後の画像だけで無く

使用材料、畳の裁断面や裏側の仕上げ、糸の仕舞いなど

お部屋に納めると見えない所まで確認していただけるよう心掛けております。




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昔の畳、手縫いの畳床です

2月28日

 

本日で2月も終了。 明日からは3月。

 

この一週間も

とある宿泊施設さまの畳替え58畳の製作や

御注文頂いた お客様宅への打ち合わせで

あっという間に過ぎてしまいました。

 

本日 日曜日は、

1週間前に打ち合わせをさせて頂いた

下市町のお客様宅へ 新調畳の製作のための採寸に伺って参りました。

 

採寸の都合上、1度 古い畳を上げないといけなかったので

めくり上げてみると

 

その畳は先々代の祖父が納めさせて頂いた

手縫いの芯材で造られた畳でした。

 

今の畳屋さんは ごく一部の畳屋さんを除いて

材料である畳の芯材 畳床(たたみどこ)は

畳床を専門で造っている 床屋さんで購入するのですが、

 

その昔、畳床を大量に造る機械が開発されるまでは

それぞれの畳屋さんで

芯材から畳を製作しておりました。

 

コモや藁を何十㎝も積み重ね 一針一針糸で縫い 足で締め固めた畳床。

畳床を造るだけで、ビックリする位に手間と時間と体力を消費します。

 

そんな代物なので

畳床を大量生産する機械が開発されてからは

造り手が居なくなり

今では 日本中探しても 造っているのは ほんの数人。

 

まさに絶滅危惧に値する代物となってしまいました。

 

今回の畳は 少なくとも50年以上は使われている畳床。

縫い糸は経年で劣化して

持ち下げするだけで 糸がプチプチと切れてしまいます。

 

畳の文化的に 貴重な畳で勿体ないのですが

普段使いのお部屋に使うには 限界を超えております。

 

 

なので、

 

今回の畳替えを機に 芯材から全て新しくする事になりました。

 

9畳間と4畳半のお部屋。

 

祖父の仕事に負けないように

今回もキッチリ仕上げさせて頂きますね。

 

 

 

 

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吉野郡下市町にて即日納めの6畳間畳替えです

2月19日

 

本日は、地元・下市町にて畳の張り替えです。

3週間ほど前に納品させて頂いたコチラのお部屋。

 

今回は、追加で御注文頂いていた 6畳間の張り替えです。

 

  

 

経年で出来た隙間をチェック。

キッチリ修正して納めさせて頂きます。

 

※ 適当に汚い字で何か書いているように見えますが、店主の頭の中では仕上がりまでバッチリ計算されております。

 


仕事場に持ち帰り、さっそく施工です。

 


隙間のあった畳は、元々の土台に当て物をして寸法を大きくします。

 


前回は、赤い鮫小紋の畳縁でしたが、

今回は、グリーンの鮫小紋の畳縁を選んで頂けました。

 

即日納品+前回より30分遅くのお預りだったので、

昼休憩も取らず製作。

 

何とか明るい内に仕上がり 納品です。

 

 

 

 


大急ぎのお仕事でしたが、手抜きはせず。 

隙間も出来る限り 調整して綺麗に仕上がりました。

 

ちなみに、この様な隙間調整、

当店では当然無料です。

 

畳替えは どこのお店でしても同じと言う訳では有りません。

畳屋さんによって 技能の精度はマチマチです。

 

お店によっては 隙間調整は有料なんて事もあるかもしれません。

同じするなら キッチリ修正してくれる 良心的なお店を選んで下さいね。

 

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とある宿泊施設の畳替え58畳

2月18日

 

今週初めから取り掛かっている

とある宿泊施設の畳替えです。

 

今回は、7部屋、計58畳。

 

納期までは少し時間があるので、他のお仕事の合間に

少しづつ仕上げさせて頂いております。

 


今回、使用する畳表はコチラ。

「全部屋、国産の畳表で」

とのご要望でしたので、熊本県産の畳表で製作させて頂きます。

 

生産者は 森崎和博さん。 品種は涼風。

経糸は綿の二本芯(綿々)。 

 

今回の畳は、全て関東間(五八)サイズの畳なのですが、

長いイ草を使って織られている 関西間(本間)サイズの畳表を御用意致しました。

 

 

 

 

 
有効幅の広い関西間サイズの畳表なので

上前(畳における部屋の中心側なる方)の方は2目内側で切落とします。

 

元々、長いイ草を使って織られた 

関西間サイズの畳表の より内側を使う事により

丈夫で美しい畳に仕上がります。

 

 
同様に下前(畳における部屋の外側になる方)も

2~3目ほど切り落とし

縁を付けて完成。

 


スッキリ綺麗な畳に仕上がりました。

 

本日の時点で 58畳の内 3分の1ほどが完成。

 

他のお仕事を挟みつつ、

3月初めには全て完成させる予定ですので

納品まで、今しばらくお待ち下さいね。

 

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とある旅館の畳替え 新調畳8畳の製作です

2月14日

 

日曜日ですが、今週末もいつもと変わらず 絶賛お仕事中です。

 

自営業に休日など関係ありません。

 

さて、

先日より取り掛かっている

大工さんより紹介頂いた

とある旅館様の畳替え。

 

表替え6畳、床の間の薄縁を仕上げ

今回は新調畳8畳の製作です。

 

 
新調畳に使う畳表も 表替えと同じ

生産者は森崎貴英さん   品種は涼風  

経糸は麻と綿糸の二本芯(麻綿W)  本間サイズの1番草です。

 

 

 
裁断、縫着、角の仕上げ、

いつも通り、キッチリ丁寧に製作です。

 

 
艶良く 力強いイ草。

寸法もバッチリ上がりました。

 

近日中に納品させて頂きますね。

 

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とある旅館の畳替え、床の間の薄縁です。

2月12日

 

有り難い事に、昨日・本日と3件の打ち合わせ&採寸。

 

年度末が近づいて来た事もあり、何かとバタバタし始めております。

畳替えをお考えのお客様は、出来るだけ余裕を持って、

納期よりも少し早めにお問い合わせ頂ければ有り難いです。

 

さて、本日のお仕事です。

 

前回からの続き

とある旅館様より御注文頂いた 

6畳間の表替え・8畳間の新調畳・床の間の畳替え

本日は、床の間の薄縁の張り替えの製作です。

 

昨日・本日の外回りの隙間時間に 少しずつ進めておりました。

 


コチラ古い薄縁です。

長さが6尺2寸、幅が2尺5寸もある

かなり大きな床の間。

 

所々、ゴザの表皮が削れ

お花も飾ってるので、花瓶より漏れた水で シミも出来ておりました。

 

 
今回使用する材料です。

 

畳表は 赤リュウビン表と言う

元々、青かったイ草を 天日干しと水洗いを繰り返し

黄金色にしてから織り上げた 希少で特種な畳表を使用致します。

 

 
寸法に合わせて裁断した畳表に付けるのは

七宝柄の高麗縁です。

 

 
ミシンなどで、手っ取り早く仕上げる事も出来るのですが

良い塩梅に仕上げるには、手縫いが1番です。

1針1針、丁寧に縫い仕上げて行きます。

 

 
縫い上げたゴザを 元々の土台に再度縫い付けます。

 

 
元々の糸を通す道が使えないので、

土台も少し加工。

ゴザを張りながら縫い上げて行きます。

 

 
完成です。

 

紋もキッチリ出て 綺麗に仕上がりました。

 

週末は、残っている8畳間の新調畳を仕上げ

週明けには納品させて頂きますね。

 

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