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2021年

五條市にてカビの生えにくい和紙の畳16畳の製作

3月12日

 

先日より取り掛かっている

五條市のお客様より ご依頼頂いた

和紙の畳表を使った新調畳16畳(8畳×2間)の製作です。

 



使用するのは、カビが生えにくく管理のし易い

和紙の畳表 【ダイケン健やかおもて】 です。

 

和紙と言いましても、機械すき和紙をコヨリ状にした物に

樹脂コーティングを施してから 畳表に織り上げておりますので

正確には 樹脂の畳表となりますね。

 

良くお客様に聞かれる

和紙の畳表と天然のイ草の畳表の違い? なのですが、

 

1番の違いと言えば

和紙の畳は、カビが生えにくい! と言う事ですね。

 

天然のイ草は 呼吸をしているので

イ草の活性が高い新畳(イ草に青みが残っている状態)の時には

空気中の湿気をイ草が溜め込み

それが原因(イ草の栄養・空気中の湿度・外気温度の3要素)となりカビが生えてしまいます。

 

カビは

湿気・温度・栄養の3要素が重なると、大抵の物に生えてきます。

イ草も例外で無く

イ草が青いうち(お部屋の環境にもよりますが、新調時~3・4年目位まで)は

イ草に栄養が有るので、梅雨や台風の時期(気温が高く湿気の多い時期)には、

畳の表面にカビが生えてしまいます。

 

しかし逆を言えば、

3要素のうち、1つでも取り除けば、畳にカビが生える事はありません。

 

例えば

湿気の多い時期には、除湿機やエアコンのドライ機能を使い、湿度を取ってあげる・・・ とか

冷房を効かし 室温を下げる・・・とか

畳が茶色くなる時期まで、小まめに掃除して乗り切るとか・・・

 

初年度から3・4年目位までの イ草に栄養が有り、気温が高く湿気の多いを乗り越えれば

カビが生える事もかなり少なくなり

快適に使用して頂けます。

 

こんな風に イ草・和紙表の違い、双方のメリット・デメリットを

他にも沢山 説明させて頂いた上で

今回の 和紙表を選んで頂けました。

 

 

 

 

 

今回の畳は 少し薄めの1寸4分(約42ミリ)仕上がりです。

 

 

 

 

今回選んで頂いた畳縁

個人的に大好きな 【タテワクに縞と梅】 柄の畳縁で仕上げさせて頂きました。

 

本日、全ての畳が完成しましたので

予定通り 近日中に納品させて頂きますね。

 

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新築物件へ国産畳表を使った縁無し畳を納品です

3月9日

 

午前中は、大工さんより依頼を頂いていた

新築物件の4畳半、新調畳の納品でした。

 

今回は 熊本県産天然イ草で作られた メセキ表を使った

厚みが15ミリ(一般的な畳の4分の1程度の厚み)の薄畳です。

 


御施主様より 写真の掲載許可を頂けました。

 


いつもと色違い(赤色)のタグ

織り専門の織師さん(イ草は熊本の農家さんから買っております)の畳表の証紙です。

ちなみに、 織師は 碇真一さん

源草の品種は ひのみどり です。

 


厚み15ミリの薄い畳。

ホームセンターで売っているような ヤワイ畳ではありませんよ。

 

畳の方はいつも通り、今回もバッチリ綺麗に納まりました。

 

続いては

 

五條市お客様の新調畳16畳と 下市町のお客様の新調畳4畳半の製作です。

 

コチラの2件は どちらも 

カビが生えにくく 管理のし易い 和紙の畳表(ダイケン健やかおもて)を使用致します。

 

 

まずは、下市町のお客様の新調畳4畳半から。

お部屋はあまり使わない 収納メインのお部屋。

コチラは黄金色の畳表を使用します。

 

 
初めから日焼けした色の畳。

他のお部屋は 天然イ草の畳なので

そちらの畳が日焼けした時、違和感が無いように

あえて黄金色の畳にしております。

 

 
完成。

 

先日に仕上げている 床柱のある9畳間の新調畳と一緒に

近日中に納品させて頂きますので

今しばらくお待ち下さいね。

 

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床の間の丸柱がある9畳和室の畳替えです

3月7日

 

日曜日でありますが、御注文頂いているお客様に

少しでも早く対応させて頂けるよう

本日も いつもと変わらずお仕事です。

 

あ、

先日にお問い合わせ頂いた 香芝市と磯城郡のお客様!

香芝市も磯城郡も 当店の営業範囲内ですので

遠慮なく 御見積りにお呼び下さいね(御見積り・出張費はもちろん無料です!!)

 

さて、本日のお仕事は、

先日に採寸済みのお客様の

新調畳9畳(8畳間と床脇の1畳)の製作です。

 


今回選んで頂いた畳表。

安心・安全の熊本県産畳表 

田島功一朗さんの【蔵表】 本間1番草  経糸は麻と綿糸の二本芯(麻綿W)です。

 

 

ちなみに、熊本県い草活性化協議会が管理している

生産者データベースで検索すると

こちらの田島さんのデータは 平成26年以降更新されておりませんが

今でもイ草を作っておられます(当たり前ですが)ので御安心下さいね

(昨日も電話で 今年のイ草の生育状況を聞いておりました)

 

 

今回のお部屋には 床の間の床柱(磨き丸太)があります。

多くの場合は、畳が柱の下に入るように 丸い柱を畳の厚み分削り加工してるのですが、

今回は 丸柱がそのまま残っておりました。

 

なので、

その分 畳で加工しなければなりません。

 

 
絞り丸太なので 表面の微妙な凸凹の採寸がたいへんでした。

時間を掛けて キッチリ採寸。

畳も円形に加工(ゴザを丸く加工するのが思っている以上に難儀であります)。

仕上った畳を仮合わせ。

まずまずイイ感じに仕上ってますね。

 

 
いつも安定の美しさの 田島さんの【蔵表・1番草】

シッカリと芯まで実が詰ったイ草、

しなやかで粘りと艶のある丈夫な畳表です。

 

コチラの畳は 来週末には納品させて頂きますね。

 

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とある宿泊施設の畳替え 7部屋58畳の納品です。

3月4日

 

先日より コツコツと仕上げていた

とある宿泊施設様の畳替え58畳。

 

本日納品させて頂きました。

 

 
今回の畳に使用した畳表です。

生産者は森崎和博さん。

品種は涼風 

畳のサイズは関東間なのですが、

良質な長いイ草で織られた 関西間用の畳表を使用しております。

 



現場に到着後、古い畳を引上げ撤去するのですが

今回の畳、関東間ながらも推定35キロほどある重たい畳。

 

しかも、1部屋を除き 残り52枚は全て2階にお部屋があります。

 

廊下は台車で運べるのですが

階段はそうはゆきません。

 

畳を担ぎ 全て1人で 52往復。

明日は筋肉痛確定です。

 

 



肝心の新しく納めた畳の方ですが、 

今回もいつもの通り イイ感じにキッチリ納まりました。

 

仕上がった畳で、お客様に見て頂きたいのは、

お部屋の真ん中の方で無く

お部屋の四方まわり 隅っこの方です。

 

柱や敷居、畳寄せのクセをキッチリと取って

隙間無く仕上げております。

 

畳屋の技術力や仕上げる際の手間のかけ方が、こういった所に出てくるのであります。

畳替えをされる際の 参考までに

(ただしお部屋の環境により、経年で隙間が発生することもあります。)

 

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奈良県五條市にて畳替え 6畳間の即日納め表替えです

3月3日

 

本日のお仕事は 五條市のお客様より御注文頂いた

6畳間の表替えです。

 


使用する畳表は 安心・安全の熊本県産畳表

生産者は 生田誠一さん。 品種は涼風 経糸は綿糸の二本芯(綿々)です。

 


お預りしてきた畳は 厚みが1寸5分(約45ミリ)。

一昔前の畳としては 少し薄めの畳となります(一般的な畳の厚みは55ミリ~60ミリです)

 


芯材は 藁の畳の間に断熱材を挟んだ畳床 通称・ワラサンド でした。

 


今回のお部屋は 30㎝角ほどの柱があるので 

畳に切り込みを付けなければなりません。

 

切り込みの所は 機械が掛からないので

全て 手作業で仕上げます。

 

手縫いは 機械縫いより時間が掛かるので

即日納品のお仕事での 

切り込み加工は ナカナカにプレッシャーなのであります。

 


畳縁は 今年に入って新しく見本帳に入った柄。

 

今回のお客様が 初の使用となりました。

 

毎度のことですが、即日納めのお仕事の時には

休憩も昼休みも無し。

頑張った甲斐もあり

想定していた時間に完成。

 

そして納品です。

 

 

お部屋の写真は 許可を頂いていないので掲載できませんが

柱の部分のビフォアー&アフター だけでも御覧下さい。

 

お部屋全体も

空いていた隙間などもキッチリ修正して

今回も綺麗に納まりました。

 

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昔の畳、手縫いの畳床です

2月28日

 

本日で2月も終了。 明日からは3月。

 

この一週間も

とある宿泊施設さまの畳替え58畳の製作や

御注文頂いた お客様宅への打ち合わせで

あっという間に過ぎてしまいました。

 

本日 日曜日は、

1週間前に打ち合わせをさせて頂いた

下市町のお客様宅へ 新調畳の製作のための採寸に伺って参りました。

 

採寸の都合上、1度 古い畳を上げないといけなかったので

めくり上げてみると

 

その畳は先々代の祖父が納めさせて頂いた

手縫いの芯材で造られた畳でした。

 

今の畳屋さんは ごく一部の畳屋さんを除いて

材料である畳の芯材 畳床(たたみどこ)は

畳床を専門で造っている 床屋さんで購入するのですが、

 

その昔、畳床を大量に造る機械が開発されるまでは

それぞれの畳屋さんで

芯材から畳を製作しておりました。

 

コモや藁を何十㎝も積み重ね 一針一針糸で縫い 足で締め固めた畳床。

畳床を造るだけで、ビックリする位に手間と時間と体力を消費します。

 

そんな代物なので

畳床を大量生産する機械が開発されてからは

造り手が居なくなり

今では 日本中探しても 造っているのは ほんの数人。

 

まさに絶滅危惧に値する代物となってしまいました。

 

今回の畳は 少なくとも50年以上は使われている畳床。

縫い糸は経年で劣化して

持ち下げするだけで 糸がプチプチと切れてしまいます。

 

畳の文化的に 貴重な畳で勿体ないのですが

普段使いのお部屋に使うには 限界を超えております。

 

 

なので、

 

今回の畳替えを機に 芯材から全て新しくする事になりました。

 

9畳間と4畳半のお部屋。

 

祖父の仕事に負けないように

今回もキッチリ仕上げさせて頂きますね。

 

 

 

 

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吉野郡下市町にて即日納めの6畳間畳替えです

2月19日

 

本日は、地元・下市町にて畳の張り替えです。

3週間ほど前に納品させて頂いたコチラのお部屋。

 

今回は、追加で御注文頂いていた 6畳間の張り替えです。

 

  

 

経年で出来た隙間をチェック。

キッチリ修正して納めさせて頂きます。

 

※ 適当に汚い字で何か書いているように見えますが、店主の頭の中では仕上がりまでバッチリ計算されております。

 


仕事場に持ち帰り、さっそく施工です。

 


隙間のあった畳は、元々の土台に当て物をして寸法を大きくします。

 


前回は、赤い鮫小紋の畳縁でしたが、

今回は、グリーンの鮫小紋の畳縁を選んで頂けました。

 

即日納品+前回より30分遅くのお預りだったので、

昼休憩も取らず製作。

 

何とか明るい内に仕上がり 納品です。

 

 

 

 


大急ぎのお仕事でしたが、手抜きはせず。 

隙間も出来る限り 調整して綺麗に仕上がりました。

 

ちなみに、この様な隙間調整、

当店では当然無料です。

 

畳替えは どこのお店でしても同じと言う訳では有りません。

畳屋さんによって 技能の精度はマチマチです。

 

お店によっては 隙間調整は有料なんて事もあるかもしれません。

同じするなら キッチリ修正してくれる 良心的なお店を選んで下さいね。

 

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とある宿泊施設の畳替え58畳

2月18日

 

今週初めから取り掛かっている

とある宿泊施設の畳替えです。

 

今回は、7部屋、計58畳。

 

納期までは少し時間があるので、他のお仕事の合間に

少しづつ仕上げさせて頂いております。

 


今回、使用する畳表はコチラ。

「全部屋、国産の畳表で」

とのご要望でしたので、熊本県産の畳表で製作させて頂きます。

 

生産者は 森崎和博さん。 品種は涼風。

経糸は綿の二本芯(綿々)。 

 

今回の畳は、全て関東間(五八)サイズの畳なのですが、

長いイ草を使って織られている 関西間(本間)サイズの畳表を御用意致しました。

 

 

 

 

 
有効幅の広い関西間サイズの畳表なので

上前(畳における部屋の中心側なる方)の方は2目内側で切落とします。

 

元々、長いイ草を使って織られた 

関西間サイズの畳表の より内側を使う事により

丈夫で美しい畳に仕上がります。

 

 
同様に下前(畳における部屋の外側になる方)も

2~3目ほど切り落とし

縁を付けて完成。

 


スッキリ綺麗な畳に仕上がりました。

 

本日の時点で 58畳の内 3分の1ほどが完成。

 

他のお仕事を挟みつつ、

3月初めには全て完成させる予定ですので

納品まで、今しばらくお待ち下さいね。

 

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とある旅館の畳替え 新調畳8畳の製作です

2月14日

 

日曜日ですが、今週末もいつもと変わらず 絶賛お仕事中です。

 

自営業に休日など関係ありません。

 

さて、

先日より取り掛かっている

大工さんより紹介頂いた

とある旅館様の畳替え。

 

表替え6畳、床の間の薄縁を仕上げ

今回は新調畳8畳の製作です。

 

 
新調畳に使う畳表も 表替えと同じ

生産者は森崎貴英さん   品種は涼風  

経糸は麻と綿糸の二本芯(麻綿W)  本間サイズの1番草です。

 

 

 
裁断、縫着、角の仕上げ、

いつも通り、キッチリ丁寧に製作です。

 

 
艶良く 力強いイ草。

寸法もバッチリ上がりました。

 

近日中に納品させて頂きますね。

 

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とある旅館の畳替え、床の間の薄縁です。

2月12日

 

有り難い事に、昨日・本日と3件の打ち合わせ&採寸。

 

年度末が近づいて来た事もあり、何かとバタバタし始めております。

畳替えをお考えのお客様は、出来るだけ余裕を持って、

納期よりも少し早めにお問い合わせ頂ければ有り難いです。

 

さて、本日のお仕事です。

 

前回からの続き

とある旅館様より御注文頂いた 

6畳間の表替え・8畳間の新調畳・床の間の畳替え

本日は、床の間の薄縁の張り替えの製作です。

 

昨日・本日の外回りの隙間時間に 少しずつ進めておりました。

 


コチラ古い薄縁です。

長さが6尺2寸、幅が2尺5寸もある

かなり大きな床の間。

 

所々、ゴザの表皮が削れ

お花も飾ってるので、花瓶より漏れた水で シミも出来ておりました。

 

 
今回使用する材料です。

 

畳表は 赤リュウビン表と言う

元々、青かったイ草を 天日干しと水洗いを繰り返し

黄金色にしてから織り上げた 希少で特種な畳表を使用致します。

 

 
寸法に合わせて裁断した畳表に付けるのは

七宝柄の高麗縁です。

 

 
ミシンなどで、手っ取り早く仕上げる事も出来るのですが

良い塩梅に仕上げるには、手縫いが1番です。

1針1針、丁寧に縫い仕上げて行きます。

 

 
縫い上げたゴザを 元々の土台に再度縫い付けます。

 

 
元々の糸を通す道が使えないので、

土台も少し加工。

ゴザを張りながら縫い上げて行きます。

 

 
完成です。

 

紋もキッチリ出て 綺麗に仕上がりました。

 

週末は、残っている8畳間の新調畳を仕上げ

週明けには納品させて頂きますね。

 

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