5月8日
この様なご時世なので、
お客様よりお聞きしているお仕事が延期になっている為、
本日は自身の技能研鑽の日として
昔ながらの手縫いの造作方法で畳を作っておりました。
あ、
南たたみ店では新型コロナ対策として、
脱3密 毎日の検温 マスクの着用 消毒の徹底
日々のソーシャルディスタンスを心がけております。
毎日のステイホームで 何か畳の事で気になることが有れば
お気軽にお問い合わせ下さいね。
さて、
近年の畳の製作は、ほんの一部の畳屋さんを除いて
機械縫い100%で製作いたします。
昔ながらの手縫いで畳を作る機会はナカナカにありません。
なので、
自分で時間を作って技能研鑽しないと
手縫いで畳を作る技術力は下がってしまう一方なのです。
藁の本床を使い 畳の框(かまち・縁の付いていない方)に板を入れた畳。
重要文化財などのお仕事には 今でもこの様な仕様で畳を作ります。
カラクリ という特殊な留め方で糸をかがって行きます。
きっちりカラクリをすると経糸は余程の事が無い限り解けません。
ただの波縫いでなく、見た目以上に複雑な縫い方なんですよ。
切り口スッキリに同じ角度で切落として行くのがポイントとなります。
返し藁という厚みの調整の藁を入れながら 畳縁を仕上げて行きます。
京都式の造りでは、この返し藁を穂先を隠すように捻りながら
見た目にも美しく入れて 仕上げて行きます。
今回の技能研鑽でも 京都式でネジ藁を入れております。
明日に続く・・・