3月12日
先日より取り掛かっている
五條市のお客様より ご依頼頂いた
和紙の畳表を使った新調畳16畳(8畳×2間)の製作です。
使用するのは、カビが生えにくく管理のし易い
和紙の畳表 【ダイケン健やかおもて】 です。
和紙と言いましても、機械すき和紙をコヨリ状にした物に
樹脂コーティングを施してから 畳表に織り上げておりますので
正確には 樹脂の畳表となりますね。
良くお客様に聞かれる
和紙の畳表と天然のイ草の畳表の違い? なのですが、
1番の違いと言えば
和紙の畳は、カビが生えにくい! と言う事ですね。
天然のイ草は 呼吸をしているので
イ草の活性が高い新畳(イ草に青みが残っている状態)の時には
空気中の湿気をイ草が溜め込み
それが原因(イ草の栄養・空気中の湿度・外気温度の3要素)となりカビが生えてしまいます。
カビは
湿気・温度・栄養の3要素が重なると、大抵の物に生えてきます。
イ草も例外で無く
イ草が青いうち(お部屋の環境にもよりますが、新調時~3・4年目位まで)は
イ草に栄養が有るので、梅雨や台風の時期(気温が高く湿気の多い時期)には、
畳の表面にカビが生えてしまいます。
しかし逆を言えば、
3要素のうち、1つでも取り除けば、畳にカビが生える事はありません。
例えば
湿気の多い時期には、除湿機やエアコンのドライ機能を使い、湿度を取ってあげる・・・ とか
冷房を効かし 室温を下げる・・・とか
畳が茶色くなる時期まで、小まめに掃除して乗り切るとか・・・
初年度から3・4年目位までの イ草に栄養が有り、気温が高く湿気の多いを乗り越えれば
カビが生える事もかなり少なくなり
快適に使用して頂けます。
と
こんな風に イ草・和紙表の違い、双方のメリット・デメリットを
他にも沢山 説明させて頂いた上で
今回の 和紙表を選んで頂けました。
今回の畳は 少し薄めの1寸4分(約42ミリ)仕上がりです。
今回選んで頂いた畳縁
個人的に大好きな 【タテワクに縞と梅】 柄の畳縁で仕上げさせて頂きました。
本日、全ての畳が完成しましたので
予定通り 近日中に納品させて頂きますね。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せ下さい
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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