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特殊な仕事

高麗縁を使った拝座の製作

10月20日。

 

次に取り掛かる新調畳に使用する畳床が

在庫であるものが使えない為に

本日は畳床の納品待ちです。

 

なので、

本日は お世話になっている大工さんより依頼されていた

拝座の製作をする事に。

 

 

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昨日のうちに 材料の下ごしらえは済んでいたので

さっそく製作開始です。

 

全てが手縫いの仕事なので とても時間と手間が掛かります。

 

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紋の出具合をチェックしながら 丁寧に仕上げて行きます。

 

 

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おもて面だけでなく、裏面も紋が出るように

 

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完成。

(仕上げのアイロンを掛けていないので、仕上がりがパリっとしておりませんが・・・)

 

 

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裏面です。

 

久しぶりに作りましたが、なかなか良い感じに仕上がりました。

 

今回の作業は 本式で無く

略式の縫い方で仕上げました。

※本式の有職のお仕事ならこの2倍位の手間が掛かります。 本式についての説明は またの機会に

 

 

 

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お寺の畳 新調畳24畳です

9月29日。

 

昨日、途中で中断していた

お茶室の床の間の薄縁です。

 

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本日もチクチクと 手縫いで仕上げております。

 

 

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コチラは裏面。

 

 

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仕上り。
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何気に仕上げましたが、

かなり目の詰まった生地の厚い畳表を使っているので

畳表を張るのが 非常に難しいのであります。

 

 

 

 

さて、本日は雨の中

 

いつもお世話になっているお寺さんへ

古い畳の撤去に伺ってまいりました。

 

 

 

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お堂の畳 24畳です。

そのうち6枚は 白蟻被害の為

既に撤去済み。

本日は 残りの18枚を撤去です。

 

畳を撤去した後は

キレイに掃除も済ませ、明日の採寸に備えておきました。

 

 

古い畳を処分したあとは

今回の新調畳に使用する畳表の準備です。

 

 

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使用するのは 今回も熊本県産畳表です。

 

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私のお気に入りの農家さん

田島功一郎さんの『 蔵表 』

平成26年に刈り取ったイ草を使用して織られた畳表。

品種は 在来種・いそなみ  経糸は 麻シングルです。

 

 

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今週末は何かと忙しく 予定がいっぱいの為

仕事に取り掛かれるのは

来週から・・・と なりそうです。

 

 

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炉蓋畳と床の間の薄縁

9月28日。

 

今日も雨。

スッキリしない天気が続き

少々、気が滅入っておる 今日この頃です。

 

 

さて、大阪の現場のお茶室の畳も ほぼ完成。

 

残すのは、

炉蓋の畳と床の間の薄縁のみです。

 

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コチラが炉蓋の畳。

 

製作は殆ど手縫いでの仕上げ。

小さいけど、けっこうな手間が掛かっております。

 

 

続いて床の間の薄縁の製作。

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まずは裏面になる部分から作ってゆきます。

 

 

2枚のゴザをヘリで繋げます。

コチラもチクチクと手縫いで製作。

 

 

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繋ぎ合わせもピッタリ。

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続いて畳表の準備。

 

今回はお茶室なので、床の間用のリュウビン表ではなく

茶室と同様の畳表を使います。

 

 

 

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畳表の経糸を ほつれない様に糸で縛ってゆきます。

 

 

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床の間の幅が2尺1寸なので、

使用する部分は、畳表の真ん中のキレイな部分のみ。

 

 

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両端の経糸をほつれない様に縫い止め

準備した畳表を

先ほど2枚の畳表を縫い合わせた

土台に縫い付けて行きます。

 

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こんな感じ。

本日はお客様もあり、製作はここまで。

続きは また明日に。

 

 

 

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昨日から本日にかけてのお仕事

9月17日。

 

昨日から本日にかけてのお仕事です。

 

昨日は 床の間の薄縁の縁の付け替え

 

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今回は、ゴザの部分はそのまま古い物を使用し、

畳縁のみを新しいものに取り換えます。

 

 

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機械縫いでは無く 手縫いでの作業です。
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ビフォアー。

 

 

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アフター。

 

 

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新品の様に生まれ変わりました。

そして夜からは奈良県畳組合の会議。

 

本日は 橿原市の賃貸物件に表替え5畳を納品。

 

その後、大和高田市と吉野郡大淀町にて打合せ。

 

続いて、次に取り掛かる

お茶室の畳の準備に取り掛かりました。

 

まずは畳床の準備です。

 

 

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こちら、先日に滋賀県まで取りに行ってきたワラの畳床です。

長時間正座をしていても

足に負担が掛からないような

ソフトな足ざわりの畳床なのですが・・

作る職人さんのクセなのか、

畳床の端の方の厚みが少し薄めなのです。

 

 

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そんな訳で、事前に調整です。

 

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薄い部分に『 くちゴザ 』なるものを縫い付け厚みを調整致します。

 

手間はかかりますが、

仕上った畳は きっと良い物になるはず !!

 

手間を惜しまず、

良い物作るぞ !!!

 

 

 

 

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香芝市のお客様の薄畳6畳の製作

3月24日。

 

本日は
香芝市のお客様の新調畳の製作でした。

 

薄畳
畳は厚み14ミリの薄畳。

 

畳床
畳表
特殊な3層構造の畳床に
熊本県産のJAS2等畳表を使用しております。

 

畳
製作中の畳。
畳表に見えている黒いスジは・・・

ローラー
コチラの道具で撫でてやると・・・

畳
簡単に消えてしまいます。

 

ちなみに、黒いスジはイ草が潰れているだけなので、

放っておいてもイ草が空気中の湿気を吸い膨れ

黒いスジは自然に消えてしまいます。

 

畳縁の縫着
裁断面
畳縁
新調畳
薄畳
薄畳
とりあえず、1枚完成。

やっぱり薄い畳は仕事がしにくい。

普段の仕事の倍は手間が掛かります。

 

そんな訳で作業は進まず、残りは明日に。

 

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十津川村まで新調畳の採寸でした。

11月11日。

 

本日は朝一番で十津川村まで採寸でした。

 

白蟻にヤラレタ畳

今回の畳替えの原因は白蟻さん。
すでに大工さんが処理済なのですが、
かなり悪さをしていたみたいです。

 

畳の採寸
今回の新調畳は10畳と9畳半と8畳の計27,5畳です。
少し時間が掛かりましたが、キッチリ採寸いたしました。

そして、今回選んで頂いた畳表も熊本県産畳表でした。
森崎貴英さんの『夕凪』麻引き表です。

12月の来客に間に合うように、頑張って製作いたしますね。

 

仕事場に戻ってからは、台形の縁無し畳の製作でした。

使用している材料は昨日と同じ、
熊本県産『メセキ表』に建材畳床の組み合わせです。

畳床

畳の製作
変則な形の畳を作る時には、イ草の通りが曲がりやすくなるので、
十分に注意して施工いたします。

 

台形の縁無し畳
そんでもって仕上がり。

チョット時間はかかりましたが、
当店では、

畳表を曲げる柔軟剤や
畳表を張り付ける粘着テープなどを使わずに仕上げております。

 

台形の縁無し畳
畳表
イ草の通りも真っ直ぐ・・・
イイ感じに仕上がりました。

 

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松竹梅柄の畳縁

10月22日。

 

本日は、一日製作に集中しておりました。

大淀町のお客様の新調畳14畳の製作で、畳縁の縫着でした。

 

畳縁
松竹梅の柄の畳縁です。

 

畳縁の縫着
新調畳
いつも通り、畳縁を縫着。
ここまでは、ごく普通の畳の製作なのですが・・・。

ここからが、チョット大変。

 

松竹梅柄の畳縁
松竹梅柄の畳縁
上の写真のように、2枚で1つの柄になるようになっているので、
図柄を合わせるのが、ものすごく大変な訳です。

 

新調畳
松竹梅柄の畳縁
新調畳
本日は8畳分を仕上げ、集中力が限界に。

 

残り6畳の施工は、明日以降に。

 

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天二紋・銀七宝畳縁で仕上げた拝座

8月23日。

天気予報では雨、なのですが・・・
朝からなぜか快晴・・・。

ひょっとして、配達出来る?

でも、天気予報では雨ですし・・・

はて?どうしたものか?

迷った末、本日は配達しないと結論を出したので、
本日は先日から取り掛かっている
拝座の製作に集中する事に致しました。

ちなみに、なるべくお安く提供出来るように仕上げる為、
略式にて製作しております。

拝座の製作
あらかじめ仕上げていた畳表に畳縁を縫着していきます。
もちろん手縫いであります。

拝座の製作
天になる上敷きの完成。
本式ならば、ここで天になる上敷きを拝敷に仕上げるのですが、
略式なので、これでOKなのです。

 

拝座の製作
次に土台となる畳床と、天になる上敷きを縫い合わせます。

 

拝座の製作
続いて、畳床の四方を紙で包みます。

 

拝座の製作
畳縁を裏まで返し、裏面で縫い合わせます。
なお、畳縁の角の終いは企業秘密なので載せません。

 

拝座
そして、完成!

拝座
拝座
拝座
拝座
自分で言うのも何ですが、なかなか、カッコイイ拝座です。

 

拝座の製作
最後に裏面に滑り止めを張り付けて完成です。

 

今回使用した材料は、
畳表は森崎さんの『夕凪』、畳縁は銀七宝、畳床は建材オールボードでした。
天は二紋の仕様です。

四方の紋もキレイに出す事が出来て、
なかなか、イイ感じに仕上がっているので、
きっと施主様にも喜んで頂けるでしょう。
配達の日が楽しみです。

 

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香芝市で15ミリ薄畳の表替え

1月20日。 本日は昨年末よりお待ちいただいていた
香芝市のお客様の所へ表替え6畳をお預かりに行ってきました。

朝9時に伺うお約束だったので、
仕事場を少し早く出て、先に工務店様より依頼されていた、
同じく香芝市の新築現場へ
新調畳6畳の配達へ行ってきました。

新調畳6畳
こちらは工務店様の了解を得ていないので、
敷き込んだ画像はありませんが、キレイに納まりました。

その後、表替えをお預かりに行ったのですが、
今回の表替えは、いつもの畳より厚みが薄く、15ミリしかありません。

15ミリの薄畳6畳
6畳分で普通の厚みの畳、約1畳半分位の厚みしかありません。
この厚みになると、表替えをするのは非常に難しくなります。

まず畳床の状態です。
今回の場合、下見の段階では現状の畳の施工状態も良く、
キッチリした仕事をしていたので安心していたのですが、
いざ持ち帰り、糸を解いてみると・・・・・

欠けた畳床

欠けた建材畳床
上の写真のような有様です。

上の写真は畳床の『かまち』と呼ばれる部分、
なるべく畳床が崩れないように糸を解いたのですが、
予想以上の状態の悪さでした。

糸を解いた時には、畳床の状態の悪さに新調畳にしようかと思ったのですが、
ここは畳屋の腕の見せ所! と自分に言い聞かせ、
なんとか表替えでやってのけました。

15ミリ厚の畳の框
まず、畳表の縫着です。
ここまで畳床がボロボロだと、
畳床を修繕しても当店の機械で縫っては針が太すぎる為、
薄い畳床に負担がかかりすぎます。
ならば、手縫いで縫えば良い訳で、
ひと針ひと針、慎重に縫ってゆきました。
畳表を張るのにも、
張りすぎると畳床が反りますし、張りが足りないと畳表が波打ちます。
ここにも細心の注意を払いました。

畳表を張り終え、次は畳縁の縫着です。
今回、お客様に選んでいただいた畳縁はコチラ。

畳縁

畳縁の縫着も、いつもの機械の仕様から調整し直しての縫着です。
こちらは機械縫いでも大丈夫です。

薄畳の平刺し

薄畳の返し

薄畳の角

キレイに仕上がりました。
15ミリと非常に薄い畳なので、細心の注意を払い
ホッチキスなどの針は一切使わずに仕上げました。

それではビフォアー&アフターです。

薄畳6畳表替え前
↑ こちら表替え前。

薄畳6畳表替え後
↑ 表替え後です。

一晩お預かりしても大丈夫と言って頂いていたのですが、
いつも施主様が常用しているお部屋です。
冬の寒い時期、畳が無いと想像以上にお部屋が冷えるので、
少し遅い時間になりましたが、なんとか本日中に納める事が出来ました。

ちなみに、今回使用した畳表は
安心・安全の熊本ブランド畳表『夕凪』、五八サイズの糸引き表。
生産者は赤星睦生さんでした。

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『ひのさくら』紋縁仕上げの表替え15畳の配達でした。

12月13日、昨日同様に本日もスッキリしない天気でしたが、
朝から教会へ本間サイズ『ひのさくら』を使用した表替えを配達してきました。

それではビフォアー&アフターです。

まずは上段の間、西側の畳です。
上段の間西側の紋縁畳

上段の間西側の畳、表替え後

次は上段の間東側です。
上段の間東側の紋縁畳

上段の間、東側の畳、表替え後
ちょっとピンボケしております。スミマセン。

最後に前列の畳です。
上段の間前列の紋縁畳

上段の間、前列の畳、表替え後

紋の出具合も見て下さい。

紋縁

大紋と『ひのさくら』

教会の紋縁

紋縁もイイ感じに仕上がりました。

時間をかけて仕上げた甲斐も有り、40年以上前の畳床を使った割には
まずまず上手く納まりました。

当店では、普段使いの畳から
神社、仏閣の特殊な畳まで
すべて自社で施工しております。
お気軽にお問い合わせ下さいね。

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