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とある宿泊施設の畳替え 7部屋58畳の納品です。

3月4日

 

先日より コツコツと仕上げていた

とある宿泊施設様の畳替え58畳。

 

本日納品させて頂きました。

 

 
今回の畳に使用した畳表です。

生産者は森崎和博さん。

品種は涼風 

畳のサイズは関東間なのですが、

良質な長いイ草で織られた 関西間用の畳表を使用しております。

 



現場に到着後、古い畳を引上げ撤去するのですが

今回の畳、関東間ながらも推定35キロほどある重たい畳。

 

しかも、1部屋を除き 残り52枚は全て2階にお部屋があります。

 

廊下は台車で運べるのですが

階段はそうはゆきません。

 

畳を担ぎ 全て1人で 52往復。

明日は筋肉痛確定です。

 

 



肝心の新しく納めた畳の方ですが、 

今回もいつもの通り イイ感じにキッチリ納まりました。

 

仕上がった畳で、お客様に見て頂きたいのは、

お部屋の真ん中の方で無く

お部屋の四方まわり 隅っこの方です。

 

柱や敷居、畳寄せのクセをキッチリと取って

隙間無く仕上げております。

 

畳屋の技術力や仕上げる際の手間のかけ方が、こういった所に出てくるのであります。

畳替えをされる際の 参考までに

(ただしお部屋の環境により、経年で隙間が発生することもあります。)

 

奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せ下さい
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせ、お待ちしております。

奈良県五條市にて畳替え 6畳間の即日納め表替えです

3月3日

 

本日のお仕事は 五條市のお客様より御注文頂いた

6畳間の表替えです。

 


使用する畳表は 安心・安全の熊本県産畳表

生産者は 生田誠一さん。 品種は涼風 経糸は綿糸の二本芯(綿々)です。

 


お預りしてきた畳は 厚みが1寸5分(約45ミリ)。

一昔前の畳としては 少し薄めの畳となります(一般的な畳の厚みは55ミリ~60ミリです)

 


芯材は 藁の畳の間に断熱材を挟んだ畳床 通称・ワラサンド でした。

 


今回のお部屋は 30㎝角ほどの柱があるので 

畳に切り込みを付けなければなりません。

 

切り込みの所は 機械が掛からないので

全て 手作業で仕上げます。

 

手縫いは 機械縫いより時間が掛かるので

即日納品のお仕事での 

切り込み加工は ナカナカにプレッシャーなのであります。

 


畳縁は 今年に入って新しく見本帳に入った柄。

 

今回のお客様が 初の使用となりました。

 

毎度のことですが、即日納めのお仕事の時には

休憩も昼休みも無し。

頑張った甲斐もあり

想定していた時間に完成。

 

そして納品です。

 

 

お部屋の写真は 許可を頂いていないので掲載できませんが

柱の部分のビフォアー&アフター だけでも御覧下さい。

 

お部屋全体も

空いていた隙間などもキッチリ修正して

今回も綺麗に納まりました。

 

奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せ下さい
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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昔の畳、手縫いの畳床です

2月28日

 

本日で2月も終了。 明日からは3月。

 

この一週間も

とある宿泊施設さまの畳替え58畳の製作や

御注文頂いた お客様宅への打ち合わせで

あっという間に過ぎてしまいました。

 

本日 日曜日は、

1週間前に打ち合わせをさせて頂いた

下市町のお客様宅へ 新調畳の製作のための採寸に伺って参りました。

 

採寸の都合上、1度 古い畳を上げないといけなかったので

めくり上げてみると

 

その畳は先々代の祖父が納めさせて頂いた

手縫いの芯材で造られた畳でした。

 

今の畳屋さんは ごく一部の畳屋さんを除いて

材料である畳の芯材 畳床(たたみどこ)は

畳床を専門で造っている 床屋さんで購入するのですが、

 

その昔、畳床を大量に造る機械が開発されるまでは

それぞれの畳屋さんで

芯材から畳を製作しておりました。

 

コモや藁を何十㎝も積み重ね 一針一針糸で縫い 足で締め固めた畳床。

畳床を造るだけで、ビックリする位に手間と時間と体力を消費します。

 

そんな代物なので

畳床を大量生産する機械が開発されてからは

造り手が居なくなり

今では 日本中探しても 造っているのは ほんの数人。

 

まさに絶滅危惧に値する代物となってしまいました。

 

今回の畳は 少なくとも50年以上は使われている畳床。

縫い糸は経年で劣化して

持ち下げするだけで 糸がプチプチと切れてしまいます。

 

畳の文化的に 貴重な畳で勿体ないのですが

普段使いのお部屋に使うには 限界を超えております。

 

 

なので、

 

今回の畳替えを機に 芯材から全て新しくする事になりました。

 

9畳間と4畳半のお部屋。

 

祖父の仕事に負けないように

今回もキッチリ仕上げさせて頂きますね。

 

 

 

 

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吉野郡下市町にて即日納めの6畳間畳替えです

2月19日

 

本日は、地元・下市町にて畳の張り替えです。

3週間ほど前に納品させて頂いたコチラのお部屋。

 

今回は、追加で御注文頂いていた 6畳間の張り替えです。

 

  

 

経年で出来た隙間をチェック。

キッチリ修正して納めさせて頂きます。

 

※ 適当に汚い字で何か書いているように見えますが、店主の頭の中では仕上がりまでバッチリ計算されております。

 


仕事場に持ち帰り、さっそく施工です。

 


隙間のあった畳は、元々の土台に当て物をして寸法を大きくします。

 


前回は、赤い鮫小紋の畳縁でしたが、

今回は、グリーンの鮫小紋の畳縁を選んで頂けました。

 

即日納品+前回より30分遅くのお預りだったので、

昼休憩も取らず製作。

 

何とか明るい内に仕上がり 納品です。

 

 

 

 


大急ぎのお仕事でしたが、手抜きはせず。 

隙間も出来る限り 調整して綺麗に仕上がりました。

 

ちなみに、この様な隙間調整、

当店では当然無料です。

 

畳替えは どこのお店でしても同じと言う訳では有りません。

畳屋さんによって 技能の精度はマチマチです。

 

お店によっては 隙間調整は有料なんて事もあるかもしれません。

同じするなら キッチリ修正してくれる 良心的なお店を選んで下さいね。

 

奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せ下さい
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とある宿泊施設の畳替え58畳

2月18日

 

今週初めから取り掛かっている

とある宿泊施設の畳替えです。

 

今回は、7部屋、計58畳。

 

納期までは少し時間があるので、他のお仕事の合間に

少しづつ仕上げさせて頂いております。

 


今回、使用する畳表はコチラ。

「全部屋、国産の畳表で」

とのご要望でしたので、熊本県産の畳表で製作させて頂きます。

 

生産者は 森崎和博さん。 品種は涼風。

経糸は綿の二本芯(綿々)。 

 

今回の畳は、全て関東間(五八)サイズの畳なのですが、

長いイ草を使って織られている 関西間(本間)サイズの畳表を御用意致しました。

 

 

 

 

 
有効幅の広い関西間サイズの畳表なので

上前(畳における部屋の中心側なる方)の方は2目内側で切落とします。

 

元々、長いイ草を使って織られた 

関西間サイズの畳表の より内側を使う事により

丈夫で美しい畳に仕上がります。

 

 
同様に下前(畳における部屋の外側になる方)も

2~3目ほど切り落とし

縁を付けて完成。

 


スッキリ綺麗な畳に仕上がりました。

 

本日の時点で 58畳の内 3分の1ほどが完成。

 

他のお仕事を挟みつつ、

3月初めには全て完成させる予定ですので

納品まで、今しばらくお待ち下さいね。

 

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2021年2月18日 | カテゴリー : 畳屋ブログ | 投稿者 : よしはるみなみ