奈良の畳屋日記
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柏原市まで新調畳を納品に
6月24日。
本日も新調畳の製作です。
今回の畳は、いつもと違って少し変わった方法での施工となります。


使用する畳表は、今回も安心・安全の熊本県産畳表。
森崎貴英さんの『 夕凪 』
本間サイズの麻引き表です。

畳床は、建材1型オールボード。
ちなみに、この1型オールボード畳床ですが、
軽量ボードという、
安価で使っていると凹みやすい建材ボードを使っている畳屋さんが結構多いのです。
見た目だけなら、素人さんでは区別がつきませんので
ご注意を。
当店で使用している建材1型オールボードは
軽量ボードを一切使用していない、凹みにくい畳床なので安心ですよ。
さて、今回の畳は依頼者様より
『 出来る限り大きくて重い畳に仕上げてほしい 』
との依頼でした。
なので、畳の大きさは
既存の材料で作れる限界の大きさ100㎝×200㎝に。
使用材料を目一杯有効に使用しなければなりません。
畳表の縫着までは、ほぼいつも通り。
畳床の裁断を最小限に抑える以外は、特に変わった所はありません。
問題はここから。
今回の畳は、フローリングの上に敷いて
その上に布団を敷く、いわゆるベットの代わりの畳なのです。
それならば、薄い畳で良いのでは?
と提案したのですが、
『 1枚もので、なるべく重くて大きい畳にしてほしい 』
との事。
こうなってくると、作業が以外に大変なのです。

と言うのも、普通の畳の仕上げ方だと上の写真のように
畳床の側面がむき出しになり、ワラの畳床だとワラ屑が、
建材畳床だとスチロールや建材ボードの微粉が側面から落ちて
お部屋を汚してしまいます。
なので、
今回は次のような施工を試みました。
この作業は機械では無理なので、手縫いで仕上げる事に。
手間と根気がいる作業です。



側面に糸が見えないので、キレイです。
今回もなかなかイイ感じに仕上がりました ♪
午後からは、この畳を大阪府柏原市まで納品してきました。
手間をかけた甲斐が有り、お客様にも喜んで頂け大満足です。

大好評に付き、今年もやっております。
『 tata 』
今日はお客様にお渡しをするのを忘れ、帰る途中であわてて現場まで引き返し(-_-;)
そんな訳で依頼主様、
パートのお姉様に『tataのハガキ』
ちゃんとお預け致しましたよ。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせ、お待ちしております。
新調畳6畳の施工、爽やかな青色の畳縁
6月23日。
本日は、十津川村のお客様の新調畳の施工でした。

使用する畳表は、安心・安全の熊本県産畳表
井上民雄さんの五八・JAS1等畳表。
当店では初めて使用する農家さんの畳表であります。
ここで、
いつもは端折って書いていないのですが、
ここからが当店独自の畳のお掃除サービス を紹介いたします。
それは、畳表の掃除です。
そもそも、畳表は
『 泥染め 』
という作業を行う為に、新品の畳表の表面には泥が付いているのです。
当店では、まず

独自に改造した掃除機で畳表の表面に付いている泥を吸い取ります。
上の写真、真ん中を境に色が違って見えますよね。
真ん中より右が掃除機をかけた後なのです。
泥が少し取れて、イ草本来の色が見えつつあります。

全体に掃除機をかけた後は、超カタ絞りの雑巾で2回拭き掃除。
上の写真では真ん中まで掃除をした後なのですが、
掃除機をかけた後より、更に色が違って見えますよね。
ちなみに、

一度畳を拭くと、このくらい汚れが取れます。
この泥の色で、ある程度ではありますが、
農家さんの畳表製作へのコダワリレベルが分っちゃいます。
さて、
2回超カタ絞りで拭き掃除をした後、畳縁の縫着です。

今回、選んで頂いたのは、爽やかなブルーの畳縁です。
畳の角の仕上げは、特に注意して仕上げます。
さてさて、
畳表の泥は、2度拭いた位ではキレイに取りきれないので、
畳縁を縫着してから、最後の仕上げに
更に2回乾拭きをいたします。
そして、仕上がった畳がコチラ ↓
ここまで丁寧に畳の掃除をする畳屋さんは
なかなか居ないはずです。
なぜなら、とても手間と時間が掛かるから。
普段の日記には、その都度書いておりませんが、
当店で施工する畳は、
どの価格帯の畳でもすべてこの作業をいたします。
地味な作業で、作業効率も悪く、
お客様にも説明をしないと分かってもらえませんが、
『 少しでも畳の事を好きになってもらいたい、畳を気持ちよく使ってもらいたい 』
と思う当店の気持ちの表れなのであります。

仕上った畳は、今週末位に納品の予定。
晴れてくれれば良いのですが・・・

今年も頑張っております。
全日本畳事業協同組合主催の年に一度のイベント
『 tata 』
畳を替えて、ハガキをもらって、送る。
もしかしたら、30万円当たっちゃうかも・・・。
今がチャンスです!!
奈良県で畳を替えるなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせ、御待ちしております。
表替え8畳と床の間薄縁の納品
6月22日。
午前中は良い天気だったので、
しばらくお預かりしていた下市町のお客様の表替えを納品してきました。
6月10日にお預かりしていた表替えです。
まずは、床の間から

古い薄縁を剥がすと釘がビッシリ。
いらない釘は抜き取ります。
古い釘を処分し、キレイに掃除をしてから新しい薄縁を納めます。
それでは、ビフォアー&アフターをご覧下さい。
前に入っていたのは、小目のリュウビン表でしたが、
今回は大目の赤リュウビン表に入れ替えました。
畳縁は、前と同じ金の立枠柄です。
釘やホッチキスを使わなくても、
キッチリ施工すれば、薄縁でもキレイに納まりますよ。
続いて、表替え8畳の納品です。
前回、畳を引き上げる時の写真です。
それでは、こちらもビフォアー&アフターをどうぞ。
別の角度からも。


40年近く経った畳でも、
状態さえ良ければ十分に表替えで施工できます。
今回の表替えに使用した畳表は
田島功一郎さんの蔵表。
品種は『在来種・いそなみ』 本間サイズの一番草です。
畳縁は、綿の双糸・金黒でした。
お昼からは、新調畳の製作。
こちらは、明日の日記にて紹介いたします。

今こそ畳替えのチャンス!!
『tata』
畳を替えて、最高30万円!ですよー。
1等が、全国で1本だけ!? って所がリアルでしょ。
しかし、可能性は0では無いです
今がチャンスです。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせ、お待ちしております。
お寺の庫裏、8畳の採寸
6月21日。
本日は日曜日。
午前中は、地域の体育協会のイベントで
『スリータッチボール』
なるものに参加しておりました。
3人1チームで行うテニスラケットでスポンジボールを打つゲームです。
結果は、5チーム中5位・・・
まぁ、参加する事に意義がある! ってやつですね。
さて、本日の午後からはお寺の庫裏のお部屋8畳の採寸でした。
お部屋の畳は、50年以上使っている手縫いの畳床。
檀家様達の希望により新調畳に交換です。
今回は床の間の薄縁も同時にご注文頂きました。
ただ、今回の薄縁、板張りのはずなのですが、
板に張っていない。
本来ならば、板の裏にゴザを張り止める為に
糸が通る道を切り込んでいるはずなのですが、無いのです。
どうゆう理由でこのようにしていたのかは知りませんが、
今回はこの板に薄縁を張り止めなければいけないので、
板の裏に切り込みを入れる作業をいたします。
と、言いましても
そんなにたいそうな作業ではありません。
のこぎりで溝を切るだけです。
さぁ、明日からは新調畳の製作。
天気が良かったらお待ち頂いている表替えにも取り掛かりたいし・・・
やる事がいっぱい。
有り難い事です。

今年もやっております、『tata』
同じたたみを頼むなら、
ぜひ、お得なサービスがある当店までお問い合わせ下さいませ。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせ、御待ちしております。





















