今回は、床の間にある 薄い畳の製作です。
先日に御注文をいただいた床の間の薄い畳。
まず、見ていただきたいのが、元々入っていた古い畳です。
薄いペラペラのゴザをホッチキスで留めているだけの簡単な仕事。
この様な仕事をすると、最初は分からないのですが、年数が経つとホッチキスが錆びて目立ち
非常に不細工です。
また、せっかく高級な高麗縁を付けているのに、肝心の丸い紋が両端で出ておりません。
なので、
今回は、このあたりをキッチリ改善。
上品な床の間に仕上げました。
是非、御覧下さい。
当店が新しく仕上げた床の間がコチラ。
両端で高麗縁の丸い紋が綺麗に出ております。
畳もホッチキス留めなどしないよう、仕上げておりますので、
年数が経っても美しいままです。
使用している畳表(ゴザ)はリュウビン表という特殊な畳表です。
水洗いと天日干しを繰り返して、わざと日焼けさせたイ草。
その中から、黄金色に焼けた美しいものだけを選別して、ゴザに仕上げているので
とても上品で美しいです。
畳縁は、高麗縁の 茶色の七宝柄です(先ほどの物は、金の七宝柄でした)
この様な薄い畳は、機械で縫うことが出来ないので、全て手作業で仕上げます。
簡単な作業に見えますが、
実は、1級技能士を持っている畳屋さんでも
造りを理解していない方が多い 特殊な造作なのです。
それ故に、床の間の畳は、
建築屋さんも畳屋さんも はじめの画像の畳のように
雑な仕事をしている場合が多いのが残念です。
キッチリ丁寧な畳を納めると
床の間の表情も全然変わってきますよ。
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