奈良の畳屋日記
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厚み12ミリの薄畳
8月8日。
先日に仕上げていた、稲わら畳床の新調畳28畳半に
床の間の畳があるのを忘れていました。
しかも厚みが4分(12ミリ)です。
あと1分(3ミリ)薄ければ、薄縁に裏打ちをして仕上げる事が出来るのですが、
今回は4分もあるので、畳にして仕上げる事にしました。

畳床はこちら。
7ミリの建材ボードの裏に2ミリの厚紙を縫い合わせた仕様です。
ペラペラの畳床ですが、畳表を張り、畳縁を縫着して糸で縫い締める事によって、
多少カッチリします。

当店の機械縫いだと、12ミリの厚みですと畳床が荒れるので、
今回は手縫いで仕上げました。



今回は、床の間の畳も、普通の畳表と畳縁で仕上げるような設計だそうです。
これで、29畳半すべてが仕上がりました。
配達は11日の午前中。
お昼から検査のようですので、
いつも通りバッチリ納まればよいのですが・・・
結構プレッシャーがかかるんですよねー・・・。
その前に、台風が何事も無く、過ぎてくれているのだろうか・・・?
いずれにせよ、納め終わるまで、なんか落ち着きません。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせ、御待ちしております。
下市町で即日納めの6畳表替え
8月7日。
本日は、地元・下市町で6畳の表替えです。
6月にご注文を頂いていたのですが、
お客様の
『いつでもいいよ』
のお言葉に甘えて、お盆ギリギリまでお待ち頂きました。
『今まで待った甲斐があった!』
と言って頂けるように、良い畳を納めれるように頑張ります!
さて、朝一番で畳をお預りして、さっそく施工開始です。


まずは、畳表を縫着している糸と、畳縁の隅を外します。
この際に、いらない糸はキレイに外しておきます。

今回のお客様の畳床は、
『ワラ→建材ボード→ポリフォーム→ワラ』の4層仕立て。
30年近くたった今でも、十分にシッカリしています。

この畳床に、昨日に用意していた
森崎さんが織り上げた畳表を縫着いたします。

続いて畳縁の縫着です。
畳縁の縫着の前に、
掃除機掛けと、超カタ絞りで2回拭き掃除をしております。
それでは、施工前と施工後のお部屋の写真を
何とか雨にもあわず、夕方前には無事納品完了です。
お客様にも喜んで頂き、一安心です。
長らくお待ちいただきまして、ありがとうございました。
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稲わら畳床28畳半の施工完了!明日の表替えの準備
8月6日。
本日、ようやく稲わら畳床を使った新調畳28畳半の施工が完了いたしました。
結構な時間がかかりましたが、
仕上がりが良ければ、全て良し。
来週月曜日の納品予定です。
明日は、6月よりお待ちいただいていた表替えの施工に取り掛かります。
明日に段取り良く施工を勧める為、
畳表のチェックと裁断をしておきます。
安心・安全の熊本県産畳表、
森崎さんの『夕凪』本間サイズの1番草、麻綿Wです。
明日の表替えは6畳、即日納めです。
雨が降らないでくれたら良いのですが・・・。
今の時点での天気予報では、微妙な感じ・・・。
どうなりますやら・・・。
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白蟻に注意です
8月5日。
本日も引き続き、稲わら畳床を使った新調畳の施工です。
午前中、以前から聞いていた、親父様の知り合いの方からTELがあり、
一度畳を見ておいてほしい・・との事。
畳の施工は、お盆以降でも良いとの事です。
もうすぐ期限が来る、『tata』の申し込みハガキを渡したかったので、
午前中に吉野町まで畳診断に行ってきました。
お部屋は合計3部屋。
まずは一階の畳をチェック。
早速、畳をめくると・・・
これは、一日も早い駆除が必要です。
施主様と一緒に畳を見ていたので、
すぐにでもお知り合いの大工さんに連絡を取ってもらう事をお勧めし、
本日は帰宅。
ちなみに、2階は6畳と4畳半で、こちらは白蟻の心配はないのですが、
畳床が50年近く経っている事もあり、
施主様との話し合いの結果、新調畳にする事に致しました。
なお、今回いた白蟻の画像は、
日記の一番最後に載せておきますので、気になる方は見て下さい。
正直、気持ち悪いので、あまりお勧めは致しませんよ。
この季節は、白蟻が活発に活動しております。
もし、畳がブヨブヨするなど、気になる事があれば、
畳を上げて、チェックする事をお勧めいたします。
早期発見が大事ですから・・。
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南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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こちらが、本日いた白蟻です。
何でも食い尽くす困った奴らです。
見つけたら、直ちに専門家に相談しましょう。
またまた本日も稲ワラ畳床を使った新調畳の施工
8月4日。
本日も稲わら畳床を使った新調畳の施工でした。
ようやく、ゴールが見えてきました。
あと、残り6畳半。
明日も頑張ります。
今日は、特に書く事も無いので、
ワラ床つながりと言う事で・・・・・


奈良県は戦火にあっていないので、
今でも畳替えに行くと、上の写真のような、昭和初期や場合によっては大正年間の
貴重な畳床に出合う事が、多々あります。
いつも同業者の先輩とお話をすると、
『このような歴史的に貴重な畳床を、後世に残さないといけない!』
と言った話になるのですが、
しかし、いざ施工となると
畳床の大修繕や、苦労して施工をしとげても
新調畳にした方が、お客様にとっては良い場合が多い為、
どうしても避けてしまうのですね。
しかし、貴重な歴史的資料というのも事実。
最近は、古い畳床に出会うと
『表替えを勧めるべきか・・・新調畳にすべきか・・・』
と、心の中で葛藤しております。
以上、ワラの畳床つながりのお話でした。
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