奈良の畳屋日記
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大淀町のお客様との打ち合わせでした
10月5日。
本日は、大淀町のお客様との打ち合わせでした。
畳は新築の時に入っていた物で、使用年数は、まだ14年ほどだそうです。
まだまだ十分表替え出来そうなんですが、
お客様の希望により、今回は新調畳にする事となりました。
今回のお客様に選んで頂いた畳表は
安心・安全の熊本県産畳表
早川猛さんの『ひのはるか』 1番草、本間サイズの麻綿Wです。
奈良県では、おそらく当店しか取り扱っていない
とても貴重な『極上のひのはるか』です。
他にも数件の農家さんの畳表の見本を見て頂いたのですが、
お客様が一目ぼれしたのは、早川さんの『ひのはるか』でした。
正直、少し価格は高いですが、
他の畳表と触り比べると、わかっていただけるのですが、
とても良い畳表なんですよ。
お値段以上の価値あり!です。
採寸は来週に改めてお伺いする事にしました。
ところで、昨日の『イ草ぞうり』ですが、
意外にいいでしょ。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせ、お待ちしております。
イ草の草履を仕上げたのですが・・・
イ草で作った・・・
10月3日。
本日は、今まで『いつか作ろう』と、ずっと考えていながらも、
忙しくてなかなか作れていなかった、イ草を使った小物作りに挑戦いたしました。
イ草で作った・・
『わらじ』
と言うか、藁を使っていないので『いぐさじ』?
なにわともあれ、初体験なので
さぐりさぐりの作業となりました。

まずは、藁に比べて『弱い』イ草の耐久性をあげる為に、
イ草を三つ編みにいたしました。
そのままのイ草で挑戦いたしましたが、やはり上手くいきませんでした。
ちなみに、今回はまだ実験段階なのでイ草で作りますが、
耐久性を考えると、琉球畳に使用する、シットウ表(青表)を使う方が良いみたいです。
大人のサイズは大変なので、
まずは、長女の足の大きさに合わせて見ます。
ここまで仕上げて、三つ編みのイ草が足りなくなり、本日は終了。
続きは、明日以降に作りましょう。
初めてにしては、なかなか順調。 イイ感じです ♪
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田原本町のお客様の和紙畳の施工完了
10月2日。
本日も新調畳の製作です。

昨日に畳表の縫着を済ませていた
田原本町のお客様の新調畳です。
ダイケン和紙畳表『灰桜色』を使用しております。
昨日の日記に書いた通り、
畳縁はメーカー推奨の『ストリーム№14』ではなく、
『ストリーム №15』を使用しております。
ちなみに、

そして、こちらが『ストリーム№14』です。
写真を見る限りでは、メーカー推奨の『№14』の方が良く似た色なのですが・・・


『№15』でも、けっこうイイ感じに仕上がっておりますね。
と言うか、メーカー推奨より
コチラの方が良いと思うのですが・・・
あとはお部屋全体に敷き込んだ時のお楽しみ。
きっと今のお部屋とは見違えるほどに、明るく良いお部屋になるでしょうね。
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ダイケン和紙畳表『灰桜色』を使った新調畳
10月1日。
早いもので、今年も残す所あと3カ月です。
本日は、普段目に付かない畳の裏面について少しばかり。
ここが畳屋の丁寧さを計るポイントとなるんですよ。


畳を替えた時に、選んだ畳屋さんが
どんな仕事をしているかを知るポイントの一つが
『畳の裏』 です。
畳がキレイに納まるのは、まず当たり前、ごく普通の事です。(そうでない業者もいますが・・)
ただ、多くの場合
畳屋さんが、どのような施工をしているのか?
お客様は知る事が出来ません。
そんな時は、畳を配達してもらう時に
こっそり畳の裏を見ましょう!
畳の裏を見て、いらないが糸が出ていたり、
縫着の糸の終いをキッチリしていない畳屋さん場合は、ちょっと残念・・・
畳を納めると見えない所だから、別に気にしなくていい。
そんな考えの業者さんなんでしょう。
この時に、縫着糸が切れていたりする場合は、必ずその場で手直しをお願いしましょうね。
次に畳の裁断面を見ます。

裁断面を見た時に、切り口がスッキリしていないような施工の場合、さらに残念・・・
そのような業者さんは、
機械包丁が切れなくても、気にならないような性格な訳です。
つまり、畳の裏にしろ、裁断面にしろ、
畳を納めてしまえば、お客様が見る事が出来ない場所の仕事をキッチリしていない業者は
その程度の業者なんです。
そのような業者の仕事は、一見、キレイに納まっているように見えて
柱の所や隅の方で隙間が出来ていたり、
何年か後に畳替えをする畳屋さんが苦労するような施工をしています。
酷い場合、畳床が新調畳の時点で、畳床が破壊されている場合もあります。
お客様が選んだ畳屋さんが、正解だったのかを知る為にも、
畳の納品の時には、必ず立ち合い、
畳の裏面と側面の確認をする事をお勧めいたします。
また、一事が万事で、
そのようないい加減な業者の仕事は
約束した材料を使用しているのかを確認した方が良いかも・・・しれませんね。
さて、当店の本日の施工です。

本日は、朝から昨日の続きで、
黒滝村のお客様の新調畳6畳を仕上げました。
続いて、田原本町のお客様の新調畳6畳の施工です。
こちらは、ダイケン和紙畳表の『灰桜色』を使用致します。
明日は、畳縁の縫着に取り掛かります。
こちらは、和紙表専用に開発された無地の畳縁なのですが、
今回は、じっくりお客様と相談した上で、
メーカーが推奨している色(メーカー推奨はストリーム、、№14です)より
少し薄い目の色をチョイスいたしました。
大きな会社が、考えに考えて推奨指定した畳縁の色を変えた結果、
どのようになるのか?
明日の施工が楽しみです。
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