奈良の畳屋日記

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高知県産・土佐表と熊本県産畳表を使った新調畳12畳の納品

9月24日

 

祝日ですが、南たたみ店は 本日も元気に営業しておりました。

 

朝一番で 工務店様より紹介していただいた お客様との打ち合わせ。

来月の初旬に納める予定の 8畳間と6畳間の採寸をさせて頂きました。

 

その後、

仕上げてお預りしていた 新調畳6畳×2間を納品に行く事に。

 

 


今回の新調畳に使用した畳表はコチラ。

写真右は 高知県産の土佐表・1番草

よく使う 居間の6畳に選んで頂きました。

 

 

写真左は 熊本県産の畳表 

『 あまり使わないお部屋なので、居間より少しグレードを落とした畳表でいいよ 』

との事でしたのでコチラの畳表。 それでも十分にキレイな畳表です。

 

 

今回も お客様の御厚意により お部屋の畳の写真を掲載させて頂きます。

希少な高知県産・土佐表と 熊本県産畳表で生まれ変わったお部屋を

ぜひご覧くださいね。

 


まずは 熊本県産の畳表で仕上げた新調畳から。

入れ替え前の畳がコチラです。

 

 


そして、コチラが新しく入れ替えた畳です。

 

 


十分に艶のある 綺麗な畳表です。

 

 


写真左に 少し見えているのが、
農家さんの情報を調べる事が出来るQRコード付きのタグです。

全ての熊本県産畳表に付いているのでなく、 
某農業系機関が運営している市場に畳表を出品している農家さんの畳表に付いております。

ちなみに 某農業系機関の運営している市場に出品しなくても売れる農家さんの畳表には
このQRコード付きのタグは付いておりません(某農業系機関がQRタグを農家さんに提供しない為)

 

 


寸法は隙間も無く、 ピッタリ・キッチリ仕上がりました。

 

 

 

続いて高知県産 土佐表を使った新調畳です。


入れ替え前。

 

 

 


ピンボケの写真で申し訳ないのですが、 入れ替え後の畳です。

ちなみに、畳縁は 先ほどのお部屋と同じ物を使っております。

 

 

 

 



先ほどの熊本県産畳表より グレードの高い畳表なので

イ草の密度、艶、肌触り  どれも良い感じです。

 

今でも十分にキレイな畳なのですが

使うほどに、日焼けしてくほどに、 質の良い畳の良さは出てきます。

本日に納めさせて頂いた畳の 本当の良さが分かるのは

もう少し先。

 

季節柄 台風などで雨の多い日が続くので

 

新しい畳に カビなどが生えないように

今までの畳より ほんの少しだけ 畳に気を配ってあげてくださいね。

 

 

 

 

奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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お問い合わせ、お待ちしております。

連休中も お仕事です。

9月23日

 

連休2日目の日曜日。

 

施工途中の とある現場の 畳替え33,5畳のうち

先日にお預かりしてきた 9畳間を仕上げて 昨日のお昼に納品。

 

その続きで

お預かりしてきた 8畳間の表替え

 

 


天気予報を見てみると 

晴れ間は 23日と24日の午前中。

 

24日の午前中は お客様との打ち合せが入っているので、

納品は23日にする事に決定。

 

仕事場に戻って来たのが 夕方6時・・・

 

仕事は 手直しに時間の掛かる 

一度裏返しをしている30年以上前のワラの畳床・・・

※ 畳の仕事は、前の職人さんの仕事の仕方により 作業時間が大幅に変わってくるのです。

 

前回の9畳間の仕事から察するに

明日(本日) の朝からの施工では 納品に間に合わない。

 

って事で  少し残業する事に。

 



お部屋の真ん中の畳 

本来ならば、丈(畳の長い方)の長さは同じなのですが、

片違いになっており 隙間が空いておりました。

この他にも 隙間や 古くなって傷んだ畳床の修繕など、直す所がたくさん。 

 

このような畳は 全て修正して 手直しするので

表替えの作業は 新調の畳を作るより 

ものすごく 手間と時間が掛かるのです。

 


昨夜は 22時過ぎまで残業して 4枚の畳表の縫着が完了

このペースだと 次の朝は 定時に仕事開始では 納品に間に合わないなぁ

 

そんな訳で、

本日は 朝5時半から作業を開始。

 

畳床を修正するのに 予想以上に苦戦しましたが 夕方には8畳間の納品も完了。

 

仕上がり具合ですが、 調整した寸法もバッチリ・綺麗におさまりました。

 

普段にナカナカ使用する事の無い

泥染めしていない 無染土畳表を使って仕上げた畳。

 

 

お部屋の畳の写真は、

後日に使用許可が頂ければ あらためて掲載させて頂きますね。

 

 

 

 

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大和高田市のお客様の新調畳6畳の製作

9月21日

 

午前中に 製作途中だった とある現場の 

無染土畳表を使った表替え9畳を仕上げ

 

午後からは 

大和高田市のお客様の 新調畳6畳の製作に取り掛かりました。

 

 

『 地元に畳屋さんが有るので

そちらでも御見積もりを取るんだけど 良いですかね 』

 

最初 御見積もりのお電話を頂いた時に

お客様がおっしゃっていたお言葉。

 

モチロン、当店と致しましては

お話を聞いて頂けるだけで全然OKなので 

喜んでお見積りにお伺いするのですが、

 

地元に畳屋さんが有る

当店の方が先に御見積もり(見積もりは後出しの方が断然有利)

 

だったので、おそらく地元の畳屋さんに決まるだろうな~

と思っていたのですが・・・ 

 

なぜか当店にお仕事の依頼が❤

有り難い事です~。

 

当店に決めて 良かったと言って頂けるように

今回も 良い材料&確かな技術で

キッチリ畳を仕上げさせて頂きますね。

 

 

 


さて  今回、使用する畳表です。

 

 


使用するのは 今回も熊本県産イ草100%で織られた 上質な畳表

生産者は 泉輝幸さん  品種は ひのはるか 1番草

経糸は麻綿W です。

 

 

 


使用する畳床は 

建材畳床Ⅲ型(木質ボード・断熱材・木質ボードの3層構造)なのですが、

本棚を置く畳1枚のみ 本の荷重による 畳床の凹みを軽減させるため

写真のⅠ型・オールボード畳床を使用致します。

 

 

 


京間より幅の狭い 関東間サイズのゴザには 

あまり1番草は使われないのですが、

今回のゴザは 関東間サイズなのですが、1番草を使っております。

 

※ 多くの農家さんでは 長いイ草の1番草は 京間サイズ(幅が広い) のゴザを織るのに使われます。

 

なので、

ゴザの端から端まで 色の変化が無く とても綺麗に織り上がっております。

 

 

そんでもって、本日は畳表の縫着まで完了。

 

明日は 雨ならコチラの畳を仕上げて

晴れなら 仕上っている畳の納品と

表替えの引き上げ&施工に取り掛かる予定です。

 

 

南たたみ店は この週末の3連休も 元気にお仕事 頑張っております!!

畳の事で 気になる事があれば、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

 

 

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泥染めしていない 無染土畳表 を使った畳替え33,5畳の製作

9月20日

 

昨日にお預かりしてきた

とある現場の畳です。

 

実は2年ほど前にも お仕事をさせて頂いたお客様。

今回は 合計33,5畳の 畳替えをご注文頂きました。

 

 


昨日にお預りしたのは 床の間の脇の畳も含め 9畳のお部屋です。

 

 

使用する畳表はコチラ



熊本県産の泥染めしていないイ草100%で仕上げられた畳表です。

生産者は上本修久さん   品種は ひのみどり

貴重な本間1番草の畳表です。

 

 

 


早速、施工開始。

 

 


畳表を留めている縫着糸。

一度 裏返しをしているようで 

一番初めのお仕事の古い糸が 撤去されずにそのまま残っておりました。

 

今回、要らない古い糸や中途半端な厚み調整のワラなど 

綺麗に取り去っておきます。

 

 

 


畳表を縫着。

 


裏面は こんな感じに スッキリ仕上げました。

 

 

 


床の間の脇の畳は 切り込みのある畳でした。

 


前に施工した畳屋さんのお仕事。

今回はホッチキスで留めずに 畳屋らしく縫い仕上げます。

 

 

 

機械が掛かる所は 機械で仕上げて

 

 


機械が掛からない切り込みの所は 手縫いで縫い仕上げてゆきます。

 

 

 

 


床の間の脇の畳は 完成。

 

他の畳も 明日には仕上げて 週末の納品に備えておきます。

 

 

 

 

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リュウビン表を使った床の間の畳(薄縁)の製作  板張り仕上げ

9月20日

 

先日に納品させて頂いた  床の間の薄縁です。

今回は 赤リュウビン表と有職柄の紋縁(タテワク)の組み合わせで仕上げました。

 


コチラが赤リュウビン表。

イ草を 天日干しと水洗いを繰り返し

あえて黄金色してから 畳表に仕上げております。

 


コチラは 菊立枠柄の畳縁 

今回は金黒の色を選んで頂きましたが この他に銀黒や茶銀などのカラーもあります。

 


寸法通りにに裁断したゴザに畳縁を縫って

仕上げた薄縁がコチラ。

 


綺麗に紋が出るように 丁寧に手縫いで仕上げております。

続いて、仕上げた薄縁を板に張ってゆくのですが・・・

 


まずは、板に付いている古い薄縁を撤去します。

 


ちなみに、前の畳屋さんのお仕事がコチラ。

何だかスッキリしておりませんね。

 

 

古い薄縁を撤去して 板を掃除して微調整をした後に

新たな薄縁を縫着して行くのですが、

前回の畳屋さんが切っている糸の道がイマイチなので、

新たに糸道を切りなおしてから薄縁を張ってゆきます。

 

 

 

仕上がりはこんな感じ。 後は均一な力加減で薄縁を張り 縫って行きます。

 

 


完成です。

 

 

我ながら 良い仕上がり♪

お客様にも大変喜んで頂けました❤

 

 

 

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