奈良の畳屋日記
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天川村まで新調畳15畳と拝座の配達
ご近所さんで4畳半の採寸
9月2日。
爽やかな良い天気です。
気持ち良く新調畳の製作をしていると、
6月にご近所さんから新調畳のご注文を頂いていたのを思い出しました。
お客様の
『いつでもイイよ』
のお言葉に甘えていて、すっかり忘れていました。
反省・・・。
なので、お昼からはご近所様の所へ採寸にGO!! です。
2階の四畳半のお部屋で、
おそらく60年以上経っている畳の上に上敷きを敷いていて、
箪笥が2竿置いてあります。
まずは、上敷きをめくる為に箪笥の移動です。



そんでもって、箪笥も1竿、隣のお部屋に移動してから採寸開始です。
なるべく早く仕上げて、納めさせて頂きますので、
もうしばらくお待ちくださいね。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせ、お待ちしております。
田原本町のお客様の表替え8畳の施工→完成。
9月1日。
とうとう9月に突入です。
今年も残す所、あと4カ月・・・ 早いものですね。
さて、本日は
昨日に少し取り掛かっていた
表替えの施工の続きです。
まずは、畳表の縫着です。

今回使用した畳表は
熊本県産畳表、園原さんの『ひのはるか』、本間サイズの糸引き表です。
ちなみに、糸引き表の県証糸は、黄色と藍色のストライプの
『イチョウ・リンドウ』色の糸です。
もちろん、今回使用した園原さんの畳表にも入っておりますよ。
畳表の縫着の次は、畳縁の縫着なのですが、
その前に・・・

畳表の表面に付いている泥を取る為、畳表の上を掃除機掛けです。
掃除機掛けの後は、拭き掃除なのですが、
当店では、畳縁の縫着前に、超カタ絞りで2回、
畳縁を縫着した後で、乾拭きで2回拭き掃除を致します。

この拭き掃除をする事で、
今まで泥で隠れていた、本当の畳表の姿が見えてきます。
また、畳表を拭いた後のタオルに付いた泥の色を見る事で、
畳表を青く見せる為の着色料が入っていない事や、
農家さんがどのような種類の泥を使っているのかを確認する事が出来ます。
後は、木曜日の配達まで日焼けしないように、キッチリ養生してお預りしておきますね。
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天気が良ければ天川村まで配達なのですが・・
8月31日。
本日は、朝一番で
天川村まで配達に行くお約束なのですが、
どうも天気が優れません。
山の天気は変わりやすいので、お客様に天気を確認。
すると、雨は降っていないのですが、
いつ降り出すか分からないような天気だそうです。
お客様も天気が定まった日に配達をしてほしい。
と言っておられる事もあり、配達は今の所天気が良い
水曜日に変更して頂きました。
それでは、配達も中止になったので、本日は休日・・・
としたい所なのですが、
嫁様が幼稚園の奉仕作業に行ってくれているので、
奉仕作業をしている、午前中だけでも
私も仕事をしておくことにしました。
本日は表替えの施工について少し説明を。

畳の表替えをする前に、畳の隙間をチェックするのですが、
どのように隙間を埋めるのかを説明いたします。
上の写真の畳では、框(畳の畳縁が付いていない側)の方で隙間があります。
〇 ~ ×大
とマジックで書いてある所です。
畳の真ん中から端にかけて隙間があるのですが、
まずは畳の大きさを測り、隙間の原因を特定します。
今回の場合は、畳の片側の長さが短かった為に隙間が出来ているようでした。
なので、短い方を同じ長さにしてあげれば良い訳なのですが、
今回の場合、まず長い方を短い方の長さに切り揃えました。

そのまま畳表を縫着すると、畳の角が丸くなりすぎるので、
角がある程度立つ様に、畳の角に角当てを付けておきます。
ちなみに、この畳の角当てですが・・

当店では、使用する畳表や畳床に合わせて、5種類の角当てを使い分けます。
このように、畳の表替えと言っても
何もしないで、ただ畳表だけを張り替える畳屋さんがいたり、
当店の様に、手間をかけて隙間をなるべく無くすように心掛け、施工する畳屋さんがいたりと、
畳屋さんによって施工の仕方は全然違うのですよ。
もちろん使う材料もそうです。
ただ、お値段が安いだけの畳屋さんで施工したりすると、
とんでもない事になる恐れがあるので、
みなさん畳を替える時は、そんな所にも注意して畳屋さんを選んでくださいね。
嫁様が帰ってきたお昼からは、お休みを頂きました。
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磯城郡田原本町まで畳替え(表替え)のお預り
8月30日。
本日は、朝から磯城郡田原本町まで表替えをお預りに行ってきました。
心配していた天気の方も大丈夫なようです。
畳の隙間をチェックして、箪笥を移動しながら畳の引き上げです。

畳1畳分位ある大きさの箪笥も、結構簡単に移動できるんですよ。
畳を上げた後は、畳の下の床板の掃除もキッチリしておきました。
さて、先日の日記に書いていたように、
今回使用する畳表ですが、

安心・安全の熊本県産畳表、
園原さんの『ひのはるか』本間サイズの糸引き表です。
畳表は工業製品ではないので、一見同じように見えて、
一枚一枚、微妙に顔が違います。
チョット見た目に癖がありそうな畳表は、箪笥などの下や目立たない所に。
キレイな畳表は、良く見える所にと・・
使い分ける必要がある訳なんですよね。
まぁ、
一般の方が見ると、ほとんど分からないような違いです。
畳表ばかり見ている畳屋だから分かる違いなんですよね。
えらそうに言うと・・・
いわゆる、プロの仕事ってやつです。
さて、本日お預りした畳は、来週の木曜日までお預り出来るので、
来週から取り掛かる予定です。
表替えをお預りに行っている間に、
昨年の11月に新調畳を納めさせて頂いたお客様より、
『カビが生えた』
との報告がありましたので、
お昼からは
状態を確認するために、お客様の所へ行ってきました。
今年の梅雨の時期はカビが生えなかった様なのですが、
例年とは違う、8月のこの梅雨のような日々で、
どうやらカビが生えてしまった模様です。
『温度』と『湿度』と『栄養』
この3つが揃えば、大抵の物にはカビが生えます。
逆に、この3つの内の1つでも取り除けば、飛躍的にカビは生えにくくなります。
また、お部屋に風を通す事によっても
カビの発生を抑制する効果があるそうです。
なので、湿気の多い時には、
除湿機や、エアコンの除湿機能や冷房機能を効果的に使う。
(カビが生えるまでの話ですよ)
天気の良い日には、お部屋に新鮮な空気を通してあげて、
こまめに畳の上を掃除する。
少し、面倒くさいことですが、
実践して頂けると、カビの生え方を押さえる事が出来るはずです。
ちなみに、
寒い時期にカビが生えにくいのは、気温と湿度が低いから。
古い畳表にカビが生えにくいのは、畳表が枯れて栄養が少ないから。
なんですよね。
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