橿原市と下市町で新調畳の納品でした

8月28日。

 

昨日は 1級畳製作技能士の筆記試験の試験日でした。

 

これで試験は 実技・学科ともに終了です。

あとは結果を待つばかり・・・。 

 

 

さて、本日は2件の納品でした。

 

1軒目は 橿原市のお客様の所へ琉球畳4畳半の納品です。

 



今回は 中国四川省産の青表(琉球表・七島表)を使用した 縁付き畳です。

えっ? 縁付きなのに琉球畳?

琉球畳って縁の無い畳の事ぢゃないの?

と 思われたあなた!

 

琉球畳とは 七島い草 と呼ばれる 断面が三角のイ草を半分に割いてから織られた

特殊な畳表で作られた畳の事を指すのです。

縁が付いた畳も 付いて無い畳も 1畳の畳も 半畳の畳も

青表で作られた畳は 全て琉球畳なんですよ。

 


今回も施主様の掲載許可を得て パチリと撮影。

ただ、残念な事に 

現場で大工さんと話し込んでいた為、写真はこの一枚のみ・・・

 

当店でも施工例の少ない琉球畳、もう少し写真を撮りたかったなぁ・・・

 

 

 

 

続いて 2軒目は 下市町のお客様の所へ新調畳6畳を納品です。

コチラは白蟻被害による畳替えです。

 

 




コチラの畳に使用したのは 中国産の畳表。
経糸が麻糸と綿糸で織られた 中国産畳表の中でも 少し上級な畳表です。

 

 


白蟻がいたという事もあり、今回は 畳を敷くまでに 
防湿・防虫紙を畳の下に敷き詰めました。

 

 

 




畳の方は いつも通り、 今回もバッチリの寸法で納まりました。

 

 

 

 

奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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お問い合わせ、お待ちしております。

下市町のお客様の新調畳6畳の製作

8月26日。

 

昨日より取り掛かっている 下市町のお客様の新調畳6畳の製作。

 


 

今回のお部屋は 普段あまり使わないお部屋。

なので、

お客様との打ち合わせの結果

今回使用するのは、中国産畳表。

ですが、経糸が麻綿Wの少し上級な中国産畳表です。

 

 

ちなみに、

国産(熊本県産)畳表の経糸には

 


写真のような紺色の麻糸、

もしくは紺と黄色のストライプの綿糸が入っております。

参考までに・・・。

 

 

 

 

 


畳表を畳床に縫着した状態。

こうなってしまうと、中国産なのか?国産なのか?  

判断するには 畳表の中の経糸を見るしかありません。

一般のお客様には まず判別不可能なので 要注意です。

畳替えの時には 信頼できる畳屋さんに 相談しましょうね。

 

 

 

 



完成。

近日中に納品で~す。

 

 

 

 

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大和高田市と下市町で3件の新調畳の採寸でした。

8月23日。

 

 

午前中は 下市町で6畳×2間の畳の入れ替えの為の採寸。

 

お昼からは

大和高田市で 6畳間と4畳半間の新調畳の採寸。

 

その後、

下市町にて 6畳間の採寸。

 

本日は 一日採寸dayでした。

 

 

ちなみに、

午前中に採寸させて頂いたお客様は 

建材畳表か天然イ草の畳表にするかで検討中。

 

 

午後から採寸させて頂いたお客様は、使う畳表が既に決まっております。

 


写真右奥が 大和高田市のお客様の新調畳に使う畳表。

 

 


熊本県産の 関東間サイズの畳表で 生産者は 小林一徳さん。 経糸は綿シングルです。

 

 

 

写真左手前は 午後から伺った下市町のお客様の畳に使う畳表。

コチラは中国産の関西間サイズの畳表。 生産者は 不明。  経糸は 麻綿Wです。

 

二つの畳表を比べると

手前の中国産の畳表の方が 

イ草も長く 綺麗で高級な畳表に見えるのですが、

 

畳表の仕入れ値は 関東間の熊本県産畳表の方が はるかに高いのです。

※ 通常、産地が同じならば、関東間と関西間の畳表では サイズの大きい関西間の畳表の方が仕入れ価格が高いのです。

 

 

つまり、

中国産の畳表を使えば

見た目が良いだけの畳なら 安く作れてしまう訳なんですよね。

 

 

 

でも

耐久性や使用農薬・防カビ剤・着色料  などなど

色々な事をトータルで考えるなら

当店は お客様に 日本国産の畳表の使用を推奨いたします!

 

 

 

 

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橿原市のお客様の琉球畳 四畳半の製作

8月19日

 

昨日より取り掛かっている

橿原市のお客様の新調畳。

 

今回は シットウ表(青表・琉球表)を使った縁付き畳です。

 



コチラがシットウ表(青表・琉球表)と呼ばれる畳表です。

多くのお客様は ヘリ無し畳の事を 琉球畳と呼んでいますが、

本当は

このシットウ表で作られた畳の事を 琉球畳と言うのです。

 

 

 


今回使うシットウ表は 中国四川省産の物。

 

 

国産の物(作り手が全国で数名しかいない為、超希少品なのです)

を入荷しようと思ったら 納期が最短でも11月 と言われたので

今月末の納品には とても間に合いませんでした。

なので、

お客様の了解を得た上で 四川省産の最上級の物を使用させて頂きました。

 

ちなみに、
一般的な 国産畳表と比較してみると・・・

 

 


こんな感じ。

まず、畳表の有効幅(ゴザとして織られている部分)が ものすごく広いですね。

 

 

 


続いて 草は1本1本が太く

見た目は ゴツゴツして お世辞にもキレイとは言えません。

草の打ち込み(目詰まり)も かなり粗いですね。

 

でも、

草の表皮の耐久性は 圧倒的にシットウ表の勝ち。

経糸も ものすごく太く少々の事では切れません。

おそらく最強の畳表です。

 

畳に仕上げると とても長持ちしますよ~ (使い方にもよりますが・・・)

 

多くの場合、ヘリ無し畳で施工されるシットウ表ですが、

施工費用、 畳床の縮みによる畳の 隙間などを考慮して

今回は 1畳物の縁付き畳での施工です。

 


何かと 扱いにくい畳表ですが、じっくり丁寧に仕上げて行きます。

 

 

 

 

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吉野郡大淀町へ新調畳12畳を納品に

8月17日

 

本日は 少しゆったりとした1日。

 

午前中は 今週末の20日に行われる五條市でのイベントの準備。

 

午後からは 大和高田市のお客様の所へ 表具屋さんを紹介する為に同行。

 

夕方からは 隣町の大淀町へ

仕上げていた新調畳 12畳を納品に。

 

日ごろお世話になっている工務店様より依頼のお仕事。

 

 

今回の畳は 和紙の表面を樹脂で加工した畳表を使用。

 

普段あまり使用しないお部屋でも カビなどが生えにくく

とても管理がし易い畳表です。

 

今回も お部屋の写真の使用はNGですが、

畳の方は

寸法もバッチリ キレイに納まりました。

 

 

 

さぁ 明日からはシットウ表を使った新調畳の製作。

シットウ表・・・ ちょっと特殊な畳表。

続きは また後日に。

 

 

 

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続・生駒市のお客様の表替え10畳半の製作

8月15日

 

先日より取り掛かっている

生駒市のお客様の表替えの製作。

 

ちなみに、表替え(おもてがえ)とは、

現在使っている畳の芯材はそのままに、

畳表(ござ)と畳縁を新品に交換しつつ

隙間や段差を調整する作業の事です。

 

 


ゴザをめくり 畳床を見ると

畳床の端の方の 糸の間隔が狭いのが分かります。

細かく縫っている分、縫着糸が締まり 畳床が薄くなっております。

写真では分かりにくいのですが、

今回の畳では、

この部分が3ミリ程凹んでいるのです。

 

 

 


なので、凹んでいる部分に イ草をほぐしたものを当て厚みの調整をします。

端の方まで入れないのは、切り口の部分は

裁断の加減で 畳床が膨れ 分厚くなっているからです。

 

 


隙間のあいている所は ゴザを当てて畳床が大きくなるようにします。

 


縁の横に見える 黒いのは 縁下紙

畳縁と一緒に 縫い付ける事により

縁が シャキーン と折れ曲がります。

 

 

 


うん、イイ感じだ。

 

 


今回の表替え10畳半、明日には全てが仕上がりそうです。

 

 

 

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橿原市へ新調畳10畳半を納品に

8月14日

 

午前中は 橿原市へ新調畳を納品に行ってまいりました。

 


今回の現場は 1戸建ての賃貸物件。

6畳間と4畳半間です。

 

 


今回使用した材料は、中国産の畳表と 建材畳床です。

 

ちなみに、皆さんあまりご存知ではないのですが、

現在市場で流通している天然イ草の畳表の

80%以上は中国産なのです。

 

日本国産の畳表は 10数% 

それ故に価格も若干高めになっちゃうんですよね~。

 

それでは、今回も施主様の御厚意により 

畳の写真の使用許可を得られましたので

当店の新調畳を納め 美しく生まれ変わったお部屋をご覧ください。

 


四畳半

 


六畳

 


今回も いつの通り バッチリの寸法で納まりました。

 

施主様にも 

仕上がりの良さとコストパフォーマンスの高さに 大満足して頂けました。

 

さて、

お昼からは 大和高田市のお客様の所へ新調畳の打ち合わせ。

今回は 他店様との相見積もりなので 

決まるかどうかは また後日に。

 

当店に決めて頂ける事を 期待しております!!

 

 

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お盆の間も休まず営業中の畳屋です

8月12日。

 

朝から天川村へ打ち合わせに。

今回はお堂の畳です。

 

畳は2枚。

 

依頼主様より

『 縁無しの畳にしてもらいたい 』

と言われていたのですが、

 

大昔、ヘリ無し畳は位の低い方達が使っていた畳で

今回の様に 薬師如来様を祀っているお堂に 

縁無し畳を入れるには

畳屋として疑問がありましたので、

依頼主様に 縁付き(高麗紋)の畳にするようにお勧め致しました。

 

 

納期が15日まで  と言う事で

他の仕事や天気との兼ね合い上、 本日に納まるのがベストとなり

お昼から さっそく製作に取り掛かりました。

 

 


今回使用する畳表(ござ)は ダイケン・和紙畳表 です。

機械すき和紙をコヨリ状にして、着色、表面を樹脂でコーティングした物を
畳表に織り上げておるのです。

今回の現場は湿気が多い上に、年に数回しか使わないので

カビが生えにくく、管理もし易い コチラの畳表をお勧め致しました。

 

 

 

 


畳床は 建材畳床です。

 




紋縁はキレイに紋を出し、畳を敷き合わせた時に

隣の畳の紋との合わせが難しいんですね。

 

 

 

 


隅は ホッチキス止めだと湿気で錆び朽ちるので

縫い止めにしました。

 

 

 

 


夕方には完成。

そして納品。

納品後の写真が無いのが残念ですが、 

今回もバッチリ! イイ感じに納まりましたよ~。

 

 

 

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橿原市のお客様の新調畳10畳半の製作・完成

8月11日

 

昨日に引き続き

本日も橿原市のお客様の新調畳10畳半の製作です。

 

 


今回の畳は 交換サイクルの早い 賃貸物件ということもあり

使用しているのは、中国産の下級品の畳表です。

 


本日は畳縁の縫着。

 

 


中国産の下級品の畳表でも 

仕上れば パッと見 意外にキレイなんです。

 

でもね・・・

 


よく見ると 表面には 細かな傷やイ草の切れが沢山あるんですよね。

多くのお店では そのままにしている

このようなイ草の切れも

分からなくなるように 出来る限り、修正しているんですよ~。

だから キレイに仕上がっているのです!

 

そんでもって、10畳半 完成です。

 

世間様では お盆休みのようですが、

当店は 明日も平常営業!

 

畳の事で 気になる事や分からない事があれば

遠慮なくお問い合わせくださいね~。

 

 

 

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十津川村のお客様の6畳 表替え

8月9日

 

昨日にお預かりしてきた

十津川村のお客様の表替え(畳の芯材はそのままに、ゴザとヘリを新品に交換)

本日仕上げ、夕方納品予定です。

 



畳の芯材は 全てワラで出来ております。

こいつが ナカナカに重く その重量 約40キロ

こいつを持ち運びしていると 自然と体が鍛えられます。

 

 

 


まずは解体。  要らない古い糸は 全て撤去です。

 


その後、畳表(たたみおもて・ゴザの事です)を縫着。

 

 

 


今回使用した畳表。
生産者は田島功一朗さん。 平成28年刈取りの一番草で織られています。
経糸は麻シングル。

 

 

 


続いて畳縁を縫着。

 

 

 


今回は続きの間の縁に合わせ コチラの畳縁をチョイス。

 

 

当店の在庫に無い畳縁でしたが、
昨日のうちに なんとか探し出し ご用意する事が出来ました。

 

 

 



そして、予定通り 夕方には納品完了。

 

40年近く使っている畳でしたが

キレイに生まれ変わらせる事が出来ましたよ~。

 

 

 

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