奈良の畳屋日記
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田島さんの『いそなみ』と萩平さんの『ひのさらさ』
3月6日。
本日は1日新調畳の製造でした。
まずは田島功一郎さんの『在来種』からです。
こちらは新調畳3畳と表替え6畳なのですが
本日は新調畳の施工から。
西播畳床を寸法通りに裁断し、
畳表を縫着します。
ワラの畳床なので、建材畳床の何倍もの手間がかかりますが、
いつも同様に、丁寧に、キッチリした仕事を心掛けて
作業しました。
続いては、萩平成一さんの『ひのさらさ』です。
新調畳4畳と表替え8畳なのですが、
こちらも新調畳4畳からの施工です。
畳表の縫着の次は、畳縁の縫着です。

今回お客様に選んでいただいたのは、
紺色系の地に亀甲柄の入った畳縁です。
現在は黒の無地縁の畳が入っているのですが、
この畳縁に替える事で
お部屋がかなり明るくなりそうですね。
入れ替えが楽しみです。
1階の4部屋はすべてこの畳縁にします。

蛍光灯の下での写真なので、いまいち畳表の良さが伝わりませんが、
メチャメチャ綺麗なんですよ。
明日中には2部屋共に仕上げる事が出来そうです。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせお待ちしております。
5年でこんなに?
3月5日。
本日は1日外回りでした。
朝からは隣町、大淀町のお客様の所へ。
ご近所に畳屋さんがあるのですが、
今回はお客様の知り合いの方の紹介で、当店にご注文していただきました。
とても嬉しく有り難い事です。
こちらのお客様は2階の6畳と8畳の二間なのですが、

畳は擦り切れてボロボロ。
お客様も
『前回に近所の畳屋で畳を入れ替えた時に、2階の畳は安い物にした』
と言ってましたので、
確認をした所、やはり中国産でした。
ついでに同時期に入れた1階の畳も見せていただいた所、
1階は熊本県産畳表を入れていました。
1階の方が良く使っているお部屋なのですが、
こちらは艶も出てあまり擦り切れていませんでした。
さすが熊本県産畳表です。
ちなみに、畳の下に敷いていた新聞紙には
平成21年と記されていました。
たった5年も経たずに擦り切れて、けば立ってしまうとは・・・・・。
こちらの14畳は施工が4月以降になる予定です。
当店では3月中にご注文いただいたお客様には
4月以降の施工でも
消費税5%のままで施工させていただきますので、
畳替えをお考えのお客様は、なるべくお早めにご注文してくださいね。
午後からは奈良県畳組合の仲間の所へ勉強会の打ち合わせ、
そして、9日に施工予定の
天理市のお客様の所へも最終確認の打ち合わせに行ってきました。
明日は1日製造に集中出来るので、
田島さんの『在来種』と西播畳床を使った
新調畳の施工に取り掛かりたいと思います。
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田島さんの『在来種』麻綿W畳表
3月4日。
昨日の日記『畳の黒い筋』の補足ですが、
イ草自体が赤黒い場合などは、
筋が消えないで日焼けしてもそのまま残ります。
ちなみに、この赤黒いイ草(古芽のイ草や枯れたイ草)は
質の良い畳表ほど少なくなります。
さて、本日は予定通り
田島功一郎さんの『在来種・いそなみ』畳表と西播畳床を使った
新調畳の製作に取り掛かりました。
今では作り手の農家さんが少なくなった『在来種』です。
イ草は『ひのみどり』系のイ草と比べると若干太く
肌触りも少し硬い感じがします。
しかし、独特の味わい深い焼け方や、
耐久性の良さ(同じ価格帯のイ草なら)が魅力的で
古民家や昔作りのお家には最適だと私は思っております。
ちなみに、今回のお客様のお宅には
良く使う居間などには
この田島さんの『在来種』を使い、
お客様をおもてなしする座敷には
萩平成一さんの『ひのさらさ』を使用いたします。
この『在来種』と『ひのさらさ』と比較してみると・・・

上の写真は田島功一郎さんの『在来種』で
下の写真が萩平成一さんの『ひのさらさ』です。

どちらも最高に良い畳表で、
それぞれの品種の特性を考慮して
お部屋に合わせて畳表の品種を使い分けて
お勧めいたしました。
きっと施主様にも満足していただけると思います。
お昼からは、以前にご注文をいただいていた
表替えをお預かりに行ってきました。

畳を引き上げて、
いつも通り床板もキレイに掃除をしておきました。
コチラのお部屋は普段使っていないので、
しばらくお預かりしても良いですよ、との事。
施工状況は明日以降に日記にて掲載いたします。
本日は18時半より商工会青年部主催の
経営セミナーが橿原市であるので、
残業は無しでした。
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畳の黒い筋?
3月3日。
本日も新調畳の製作です。

先日より取り掛かっている、
工事物件の中国産畳表を使用した新調畳の畳縁の縫着です。
使用したのは無地の茶縁です。

上の写真のように
畳表に高確率で付いている黒い筋ですが、
これは、畳表を梱包した時に付く折り目の筋なんですね。
畳表を折り畳んだ時、折り目になる所のイ草が楕円につぶれ、
イ草とイ草の間に隙間が出来て
その隙間が黒い筋のように見える訳です。
この黒い筋は時間と共に自然と消えてゆくのですが、
当店ではお客様に不快な思いを与えない為に
なるべくこの黒い筋を消してから畳を納めるようにしています。

このローラーで黒い筋の上を撫でるだけで
黒い筋がほとんど消えてしまう訳です。
まぁ、楕円形に潰れているイ草を上から軽く押さえつけて
丸く戻してあげているだけの事なんですけどね。
ちなみに、自然に消えるというのは、
イ草が空気中の湿気を含んで、
潰れて楕円になったイ草が丸くなり隙間が埋まるからなんです。
以上、ちょっとした畳の豆知識でした。
明日は、今夜に問屋さんが持って来てくれた
西播畳床と田島さんの1番草を使った製品の施工に取り掛かる予定です。
田島さんが織り上げた、
今では貴重になりつつある『在来種』の畳表。
しかも本間サイズの1番草です。
イ草に情熱をかけている田島さんの畳表を
是非ご覧くださいね。
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仕事の予定だったのですが・・・
3月2日。
本日は日曜日なのですが、
有り難い事に、お待ちいただいている
お客様が増え続けているので
本日も休日返上!
(丁寧な仕事を心掛けているので、どうしても仕事が遅くなります。
お待ちいただいているお客様、誠に申し訳ありません)
と思っていたのですが、
朝からチビ達と遊んでいるうちに気が付けばお昼。
まぁ、最近ふれあっている時間が無かったので、
これも良し。
来週にまた残業すれば良い。
そんな訳で、本日はお休みにしました。
来週も頑張ります!!






