3月3日。
本日も新調畳の製作です。
先日より取り掛かっている、
工事物件の中国産畳表を使用した新調畳の畳縁の縫着です。
使用したのは無地の茶縁です。
上の写真のように
畳表に高確率で付いている黒い筋ですが、
これは、畳表を梱包した時に付く折り目の筋なんですね。
畳表を折り畳んだ時、折り目になる所のイ草が楕円につぶれ、
イ草とイ草の間に隙間が出来て
その隙間が黒い筋のように見える訳です。
この黒い筋は時間と共に自然と消えてゆくのですが、
当店ではお客様に不快な思いを与えない為に
なるべくこの黒い筋を消してから畳を納めるようにしています。
このローラーで黒い筋の上を撫でるだけで
黒い筋がほとんど消えてしまう訳です。
まぁ、楕円形に潰れているイ草を上から軽く押さえつけて
丸く戻してあげているだけの事なんですけどね。
ちなみに、自然に消えるというのは、
イ草が空気中の湿気を含んで、
潰れて楕円になったイ草が丸くなり隙間が埋まるからなんです。
以上、ちょっとした畳の豆知識でした。
明日は、今夜に問屋さんが持って来てくれた
西播畳床と田島さんの1番草を使った製品の施工に取り掛かる予定です。
田島さんが織り上げた、
今では貴重になりつつある『在来種』の畳表。
しかも本間サイズの1番草です。
イ草に情熱をかけている田島さんの畳表を
是非ご覧くださいね。
奈良県で畳を頼むなら、南たたみ店にお任せください
南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
0747-52-9696
お問い合わせお待ちしております。