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続・高市郡高取町にて畳替え、14畳の張り替え工事です

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10月13日

 

コチラは 先週末に仕上げていた 下市町のお客様の新調畳6畳です。

 

 

 
畳表は 安心・安全の熊本県産畳表 生産者は吉田修さん

品種は ひのみどり  経糸は綿の二本芯(綿々)です。

かわいい桜柄の畳縁で仕上げ、明るいお部屋に仕上りそうです。

 

週明けの昨日は 

雨天のため一時中断していた

高取町のお客様の6畳間の張り替えをお預りしてきました。

 

 
今回の6畳間も 前回の8畳間と同様に

打ち合わせ時に 新調畳にする事をお勧めした畳です。

 


今回も使用する畳表は 前回の8畳間と同じく

安心・安全の熊本県産畳表 生産者は有田雄一さん

品種は ひのみどり の本間1番草  経糸は麻と綿糸の二本芯(麻綿W)です。

 


コチラは 畳の下に敷いていた 新聞紙。 

(昔は畳を敷くときに畳の下に新聞紙を敷いてました。)

私の生まれ年と同じ 昭和49年の物。

つまり、畳は少なくとも 46年以上前の物だと考えられます。

昔は年に何度か畳を上げて掃除をすることもあったので

それ以上かもしれませんね。

 

 
まずは畳を分解して 畳床の修繕します。

写真は 畳の短い辺に定規を当てて

「この畳はどの位修繕しなければならないのか?」

ってのを見ています。

 

本来ならば、定規と畳床が

ピッタリ隙間無く合わなければいけないのですが、

写真のように 強度の低い 畳の角の方へ行くほどに隙間が空いております。

 

この状態で畳表を張ってしまうと

仕上った畳の角は丸くなり 納めた畳は隙間だらけになってしまいます。

 

なので、

畳表を張るまでに、畳床をキッチリ補強します!

 


このように 定規とピッタリと合うようにですね。

 

46年も使っている畳だと 一見、状態がよく見える畳でも

畳床の傷みは激しく 修繕して綺麗に仕上げるには

新畳を作る以上の手間と技術が必要とされます。

 

ちなみに

この様な手間は どこの畳屋でも同じように行う訳ではありません。

それ故に

畳替えを考えているお客様は 価格も大事ですが

キッチリと作業をする業者を選んで下さいね。

 

6枚全ての畳の四隅、寸法、厚みを調整し直し

無事完成。

お昼前に納品です。

 

 

コチラが 張り替え前の畳と 張り替え後の畳の写真です。

 

 

 

 
キッチリ調整した甲斐もあり 寸法はバッチリ仕上りました。

 

ただ、

写真では分からないのですが

今回の畳

46年間使った畳床に

生地の厚い上質な畳表を使っているため

畳床のコシが 畳表の張りに負けて

若干ではありますが、畳表にシワ(たるみ)が出ておりました。

 

仕上がりの美しさや 今後、使う年数のことを考えると

「やっぱり新調畳に変えるように勧めた方が良かったのかな?」

と思ったりもしましたが、

お客様が 喜んでくれたので 良しとしましょう。

 

もちろん、お客様の御希望に添えるよう

少しでも綺麗なお部屋に仕上るよう

全力で作業しておりますよ。

 

ちなみに

畳表のシワは 少し使って頂いているうちに

自然と消える程度です。

品質には問題ありませんので、安心して畳をお使い下さいね。

 

 

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