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『極上ひのはるか』を使った表替えの施工と薄縁の納品

『極上ひのはるか』を使った表替えの施工と薄縁の納品

9月17日。

 

本日も昨日の続きで、
お預かりしてきた表替えの施工でした。

 

表替えの施工

昨日も書きましたが、今回の表替えは、隙間の修繕との格闘です。

 

表替えの施工
この畳だと、片側で約2ミリ、もう片側で約8ミリ、
隙間を埋める為に当て物をしなければいけません。

 

表替えの施工
まず、両側の隙間の広さを同じにする為に、あえて畳床を裁断いたします。

 

表替えの施工
その後、当て物をしたうえで
角の補強材を当て、縫い止めておきます。

 

表替えの施工
ちなみに、今回使用している畳表は
安心・安全の熊本県産畳表  早川猛さんの『ひのはるか』本間サイズの一番草・麻綿Wです。

 

この様に、状態のよろしくない表替えは、
畳を切ったり、足したり、縫ったり、と大変なのであります。

正直な所、新調畳に作り変える方が数倍簡単です。

しかし、そこを上手く仕上げるのが職人の仕事であり、
楽しい所でもあるのです。

日々、精進しなければ・・
と、自分に言い聞かせて頑張っております。

 

 

さて、本日の夕方には
先日親父様が仕上げてくれていた、床の間の薄縁を納めてまいりました。

床の間薄縁
今回の薄縁もホッチキス止め・・・
床の間薄縁
薄縁をホッチキスで止めてしまうと、数年後には
上の写真のように錆の後がクッキリと浮かび上がるのです。

 

ハッキリ言ってダメダメな仕事です。

 

なので、今回はこのような不細工な事はしないで、
寸法通りに作り、

置くだけの薄縁に仕上げて納めてまいりました。

床の間薄縁

バッチリです。
もう錆が浮いてくることも無いでしょう・・・。

 

さて、明日も本日同様に表替えの続きです。
なかなか作業が進みませんが、キレイに生まれ変わったお部屋を想像しながら、
一生懸命製作に励みたいと思います。

 

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