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床の間、薄縁用の畳表

床の間、薄縁用の畳表

4月9日。

本日も昨日同様に新調畳の製作の続きでした。
製作は順調で、今週中には36畳すべてが仕上がりそうな感じです。

私、明日は1日中外回りの仕事なので、
その間に

親父様に頼んで、ご注文頂いている
床の間の薄縁を2枚仕上げてもらおうと思っております。

畳の製作は力仕事&立ち仕事なので、
70歳を超えた親父様にはチョイとキツイので
私が担当しているのですが、
薄縁は座って出来る仕事ですし、体力的にも負担は少ないので、
いつもお願いしている訳なんです。

赤リュウビン
1枚目は『赤リュウビン表』の大目・広幅です。
初めから、あえて黄金色に仕上げている特殊な畳表です。
耐久性はあまり無いので、
床の間専用の鑑賞用畳表と思って下さい。

ちなみに非常に高価な畳表なのです。

この赤リュウビンに付ける畳縁はこちら↓
茶七宝畳縁
茶七宝の紋縁です。

2枚目は『青リュウビン表』の小目・小幅です。
青リュウビン
『赤リュウビンの大目』に比べて、
畳表の目の幅が少しせまいですね
(それでも普通の畳表よりは広いですが)
こちらの『青リュウビン表』に付ける畳縁はこちら↓
金七宝畳縁
こちらは金七宝の紋縁です。

どちらも仕上がりが楽しみです ♪

一般的に青い畳表の方が高価なイメージがありますが、
床の間の薄縁に使用する『リュウビン表』に関しては
青いゴザよりも
日に焼けた感じの赤いゴザの方が高価なのです。

1枚目は裏打ちをして、
もう1枚は板張りにして仕上げる為、
製品を納めた時に『釘』や『ホッチキス』
などが表面に見えない(と、いうか使わない)仕様です。

2枚の薄縁共に、すべて手縫いで仕上げる為、
非常に時間と手間が掛かるのです。
が、

こうゆう所に時間と手間を掛けるのが
職人ってやつなんですよね。

 

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