12月9日、本日は先日にお預かりした
教会の畳15畳の表替えに取り掛かりました。
おそらく40年以上使用している畳床です。
元々は別の畳屋さんが納めていた畳なので、
どれ位の修繕の手間が掛かるか予想できません。
ちなみに上の写真は畳の裏側です。
さて、施工開始です。
まず、畳表をめくり色々チェックをします。
定規を畳の框に当てて、框が真っ直ぐ通っているかをチェック。
案の定、畳の端の方で凹んでいるようで、畳と定規の間に隙間があり、
下の床板が見えています。
このまま畳表を縫着すると、畳を納めた時に隙間が出来るので、
修繕します。
また、畳床がかなり傷んでいますので、
今回使用する『ひのさくら』のような地の厚い畳表を張ると
畳床が負けて縮むので、その分も計算して
畳床に当て物をしておきます。
そんでもって、修繕して畳表を縫着したのが上の写真です。
先ほどの隙間も消えてイイ感じです。
このような修繕が15畳すべての畳に有り、
本日、22時過ぎまで約13時間かかり、
畳表を縫着出来た枚数は10畳のみ。
ものすごく時間がかかる大変な仕事ですが、
すべて納品した時に結果として出てきますので
焦らず集中して仕上げていきます。
明日は残りの5畳の畳表を縫着して、
今回の仕事の見せ場、
白大紋の畳縁の縫着に取り掛かります。
明日は本日以上に集中力のいる仕事で大変なのです・・・
が、
職人の腕の見せ所でもあります。
明日も、施工途中の写真を載せますので、
よろしければ明日も見て下さいね。
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