7月17日
今回のお客様は、およそ40年前の新築工事の際に
畳を納めさせていただいたお客様でした。
打ち合わせ時にお客様よりお伺いしたお話しでは、
その時にお家を建てていた工務店さんは、
当店とお取引の無い工務店さんでしたが、
お客様より
「畳は南たたみ店さんで頼むから」
と、畳工事だけを直接に御注文いただいた と言うことでした。
嬉しくて、とても有り難いお話しです。
その時から一度も張り替えをされていない畳。
あまりお使いにならないお部屋 ということもあり、
畳の傷みはそこそこでしたが、
経年劣化による芯材の凸凹が気になったので、
今回は新調畳での入れ替えをお勧めいたしました。
今回お勧めしたのは、カビが生えにくく管理のし易い和紙の畳表、
ダイケン健やかおもて・銀白・IS です。
先日に使用した 銀白100A よりも
和紙パイプの使用本数が多い上級グレードの畳表となります。
足触りが良いように芯材の上部には2ミリほどのクッション材を入れております。
施工時には、芯材が崩れないよう、良く研いだ裁断刃を使用して
裁断面がスッキリ切れるように心掛けております。
※ 普通の畳屋さんでは良く研いだ裁断刃を使うのは【当たり前】のことなのですが、
以外と この【当たり前】のことをしていない畳屋さんが多いのです。
切れない裁断刃を使ってボロボロになった芯材は、
数年後の張り替え時に再利用できない可能性もあるので、
新畳を御注文なさったお客様は、納品時に畳の側面をチェックする事をお勧めいたします。
畳縁には、麻の葉柄の畳縁を選んでいただけました。
畳表の色合いとも相まって、とても明るい畳に仕上がりました。
どちらのお部屋もお客様の御希望通り
とても明るいお部屋になりました。
続いて お部屋の隅々の納まり具合をご覧下さい。
隅々の納まり具合は、畳屋の技術力が試される
1番大事な所です。
【どこの畳屋で頼んでも同じような仕上がりになるんとちゃうの?】
と思われるお客様も沢山居るのですが、
決してそうではありません。
当店としましては、1番他店さんと比較して欲しい技術力ですので、
是非ご覧下さいね。
今回の畳も隅々までバッチリです。
先代の仕事に負けないよう
今回もいつも通りに精一杯の力で仕上げました。
お客様にもとても満足していただき一安心です。
40年前に引き続き
この度の御用命、誠に有り難う御座いました。
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