8月30日。
本日は、朝から磯城郡田原本町まで表替えをお預りに行ってきました。
心配していた天気の方も大丈夫なようです。
畳の隙間をチェックして、箪笥を移動しながら畳の引き上げです。
畳1畳分位ある大きさの箪笥も、結構簡単に移動できるんですよ。
畳を上げた後は、畳の下の床板の掃除もキッチリしておきました。
さて、先日の日記に書いていたように、
今回使用する畳表ですが、
安心・安全の熊本県産畳表、
園原さんの『ひのはるか』本間サイズの糸引き表です。
畳表は工業製品ではないので、一見同じように見えて、
一枚一枚、微妙に顔が違います。
チョット見た目に癖がありそうな畳表は、箪笥などの下や目立たない所に。
キレイな畳表は、良く見える所にと・・
使い分ける必要がある訳なんですよね。
まぁ、
一般の方が見ると、ほとんど分からないような違いです。
畳表ばかり見ている畳屋だから分かる違いなんですよね。
えらそうに言うと・・・
いわゆる、プロの仕事ってやつです。
さて、本日お預りした畳は、来週の木曜日までお預り出来るので、
来週から取り掛かる予定です。
表替えをお預りに行っている間に、
昨年の11月に新調畳を納めさせて頂いたお客様より、
『カビが生えた』
との報告がありましたので、
お昼からは
状態を確認するために、お客様の所へ行ってきました。
今年の梅雨の時期はカビが生えなかった様なのですが、
例年とは違う、8月のこの梅雨のような日々で、
どうやらカビが生えてしまった模様です。
『温度』と『湿度』と『栄養』
この3つが揃えば、大抵の物にはカビが生えます。
逆に、この3つの内の1つでも取り除けば、飛躍的にカビは生えにくくなります。
また、お部屋に風を通す事によっても
カビの発生を抑制する効果があるそうです。
なので、湿気の多い時には、
除湿機や、エアコンの除湿機能や冷房機能を効果的に使う。
(カビが生えるまでの話ですよ)
天気の良い日には、お部屋に新鮮な空気を通してあげて、
こまめに畳の上を掃除する。
少し、面倒くさいことですが、
実践して頂けると、カビの生え方を押さえる事が出来るはずです。
ちなみに、
寒い時期にカビが生えにくいのは、気温と湿度が低いから。
古い畳表にカビが生えにくいのは、畳表が枯れて栄養が少ないから。
なんですよね。
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南たたみ店 奈良県吉野郡下市町下市2345番地
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