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16日

国産畳表?中国産畳表?どちらでしょうか?

1月16日。 本日は朝から1日外回りでした。
そんな訳で、仕事場へ戻ったのは17時前。

仕事場に戻ると、留守の間に問屋さんがお寺の庫裏の新調畳3畳に使う
畳表を持って来てくれていました。

それが、こちらです。

中国産畳表
本間サイズの糸引き畳表です。

さて、この畳表は熊本県産畳表でしょうか?
それとも中国産畳表でしょうか?
皆様わかりますか・・・?

って、分かりませんよね。
この写真だけで判別できる人はなかなかいないと思います。

正解は中国産。

経糸を見れば熊本県産畳表である事を証明する
県証糸が入って無いのですぐに分かります。
糸引き畳表

熊本県産の畳表ならば一般的に、
糸引き表ならば黄色と藍色の2色のストライプの糸の経糸が、
麻引き以上のクラスの畳表ならば、経糸は藍色(紺色)の麻糸が入っています。

熊本畳表の県証糸
↑ 糸引き畳表の熊本県証糸(黄色と藍色のストライプの糸です)

『ひのさくら』の経糸
↑ 紺一色の麻糸が、麻(麻綿W)の熊本県証糸になります。

しかし、畳表が製品になってしまうと
経糸の確認はなかなか一般の方では出来ません。

熊本畳表に付いている、生産者を特定するQRコード付きのタグも
熊本県のすべての農家が付けている訳ではないので、
タグが無いだけでは熊本県産を否定する事はできません。

もちろん見た目もほとんど区別が付きません。

悲しい事に、そんな所を悪用して産地偽装している畳屋がいるわけです。

国内で流通している畳表の約80%が中国産です。
つまり国産畳表は約20%
しかし、ある機関が調べた、畳を購入したお客様の意識調査では、
畳を新しく購入したお客様の約50%が
自分の購入した畳が国産畳表を使用していると思っているそうです。

簡単に言うと、つまりはその差の約30%が偽装になる・・・って事ですよね。

産地偽装での一番の犠牲者はお客様ですが、
同じくらい産地の農家さんも打撃を受けています。

お客様の癒しの空間を守る為にも、
産地の農家さんを助ける為にも、
畳を入れ替える時には、安心・安全の国産畳表を!!
そして、信用できる畳店さんを選択していただければ幸いです。

ちなみに今回ご注文していただいたお寺の庫裏の3畳の間は、
荷物置き場にするそうで、
住職さんと話合った結果、
なるべくお求めやすい価格の中国産で良いとの事でした。
当店では現在、五八サイズならば、すべて熊本県産畳表で用意できるのですが、
本間サイズとなると、今の相場ではかなり厳しいのが現実です。

南たたみ店では、国産畳表と中国産畳表とをキッチリ説明し、使い分け、
偽装する事無く施工しておりますので、
安心してご注文していただけますよ。

 

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