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02日

採寸と『ひのさくら』の準備。

12月2日、朝1番で以前から打ち合わせをしていた
お客様の所へ古畳の引き上げでした。
以前床板をチェックした時、床板が腐っていまして
ようやく大工さんの段取りが付いたようなので
本日より着工です。

新調畳10,5畳、表替え12畳の22,5畳。

少しお求めやすい価格の国産畳表を使用します。
熊本県産糸引き畳表
同じ価格帯なら中国産の方が見た目は美しいのですが、
施主様は少し見た目が悪くても
安心安全の熊本県産畳表を選んでくれました。

夕方には床板の張り替えが終わるらしいので、
その後に採寸です。

床板が張り終わるまで時間があるので、
12月3日以降に取り掛かる予定の教会の表替えに使用する
畳表の準備に取り掛かりました。

岩本栄治さんの『ひのさくら』

熊本ブランド畳表『ひのさくら』

ひのさくら

熊本ブランド畳表、『ひのさくら』本間サイズの麻綿W。
生産者は岩本栄治さんです。
今回の畳は長さが7尺もあるので(標準サイズは6尺3寸、約21センチも長いんです)
農家さんにお願いして、特注で連続物の畳表を織ってもらいました。
ちなみに、『ひのさくら』『ひのさらさ』は
普段は連続物ではあまり織らないらしいので、
連続物の場合は早めに注文しないと、なかなか手に入りません。

さて、この『ひのさくら』ですが、
とても良いです。
イ草も『ひのみどり』系とは思えないほどシッカリしております。
実入りもサイコー。
年末の品薄&農家さんが田植えに入る直前の慌ただしい時、
無理を言ってお願いした畳表なので、
正直、一発勝負。
品物が悪ければ、表替えの延期をお願いしなければならなかったのですが、
さすが、当店が長年お付き合いしている問屋さん、
いつもながら良い物を仕入れてきてくれます。

『ひのさくら』の経糸
『龍峯表』は今まで数件の農家さんの畳表を仕入れたのですが、
どの農家も若干、染土の濃度が濃い傾向にあります。
龍峰地区全体がそんな傾向なんでしょうか?

染土濃度が濃いと掃除が大変で、
2度乾拭きする所を3度、4度拭かないとダメな事も。
今回の畳表は染土の濃度が薄い事を願います。

コチラの畳は教会の上段の間、聖域になるので
白の大紋の畳縁を付けます。
写真の許可はすでに得ておりますので、
また納めた畳を掲載しますので見て下さいね。

さて、夕方に床板工事が終わったので6畳の採寸してきました。
明日の午前中には畳が仕上がる予定です。

 

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『ひのはるか』表替えを仕上げたのですが・・・

12月1日、昨日仕上げれなかった
『ひのはるか』表替えを仕上げたのですが、
施主様へ連絡した所、3日の火曜にしてほしいとの事でした。

そんな訳で本日は今年最後の大忙しモードに備えて、午後からはお休みです。

さて、本日は日記のネタが無いので、『ひのはるか』について
軽く説明しようと思います。

『ひのはるか』(有明6号)は『熊本3号』なる品種のイ草と
『広系21002』なる品種のイ草を掛け合わせて作られた
新品種のイ草です。(新品種といっても2006年の開発から、かなり経ちます)

い草は晩刈の品種で長く育ちやすく、実入りも『ひのみどり』種よりも良い・・・

なんて所までは誰でもネットで調べられます。

ここからは問屋さんで実際に見たり、自分で使った実践報告です。

ハッキリ言って『ひのはるか』を私は今まであまり使っていません。
正直、食わず嫌い?のような所もありました。
独特のイ草の柔らかさ(フニャフニャ感)、織り方(織る時の加湿の加減)によっては色も悪く
好んで買う価値が無いと敬遠してきました。

ただ、今年は『ひのはるか』の生育状態がここ数年では1番良いと聞き、
ちょうど当店で常用している『夕凪』の在庫が切れ、
その時問屋さんに置いている他の農家さんの『夕凪』があまりパッとしなかったので
問屋さんが、いつも『夕凪』を仕入れている農家さんの
『はるか』を一度使ってみたら?
と進めてくれたので仕入れてみる事に。

それが今回使用した『ひのはるか』です。
熊本ブランド畳表、ひのはるか
(それ以前にも赤星さんや藤原さんの『はるか』は使っていましたが、
同じ麻綿Wでも価格が上クラスのエエ物なんで、常用クラスではありません)

使ってみると、織りが上手いのか、手持ちが『はるか』とは思えぬシッカリ感。
い草の経は『ひのみどり』よりは太く、『夕凪』よりは細い。
端から端まで色が通り、
何より驚いたのが、イ草のシナヤカサと肌触り。
夏なんか素足で歩くと、チョー気持ちイイ!!
そんな感じですな。
これは在来や夕凪では無いですね。
それでいて『ひのみどり』ほど細くないので頼りなさが無い。

つまり、あまり文句の付けどころが無い。
特に今回仕入れた『はるか』なら常用レギュラーに入れても良い。
それほど気に入りました。

さすがに私の中の『夕凪、在来が1番』は揺るがないのですが、
今回、問屋さんが進めてくれたおかげで、
これからは毛嫌いせずに『はるか』も使おうか。
って気持ちになれました。

ただ、これは今回仕入れた農家さんの『はるか』に限っての事で、
やはり全般には
かなり仕入に注意を払わないといけない品種です。

まぁ、どの品種でもそうなんですがね・・・。

イ草、奥が深いです。
ただ草が長く青いだけで仕入れていたらダメなんですよねェー。

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