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30日

配達と熊本研修5

10月30日、本日も予定通りまず昨日の続き
ダイケン和紙畳表黄金白を使用した新調畳を仕上げでした。
コチラは明日に配達してきます。

次は10月23日に仕上げていた国産(熊本県産)畳表を使用した新調畳、
の配達です。
コチラ、品種:ひのさやか、本間サイズの麻綿W、生産者:山下一久さん
畳床は建材Ⅲ型でした。
新調畳の配達
天気が良かったので良かったです。

4畳と8畳の座敷
今回もモチロン畳はキレイに納まりました。
ただ、4畳の床の間の薄縁を作るのを忘れていました。
早急に納めます。反省。

床の間の薄縁は親父様に任せて、帰宅してからは新調畳の仕上げです。

新調畳と矢羽柄の畳縁
国産(熊本県産)畳表『ひのはるか』、生産者:藤原信義さん、五八サイズの麻綿W。
畳縁はブルーの矢羽柄です。
畳の製造の途中

新調畳ひのはるか
さすがこだわりの畳表。とても良い艶です。
本間サイズにも織れるイ草の良い部分だけを使用し、あえて五八サイズに織っております
端から端までとてもキレイな畳表でした。

コチラは11月4日に配達予定です。

さて、ここからは熊本研修その5です。
赤星さんの親父さんにこれから植えつけ予定のイ草の苗を見せていただきました。

イ草の苗

赤星さん
コチラが赤星さんの親父さんです。

赤星さんの所は『ひのみどり』『ひのはるか』『夕凪』
の3品種を植える予定だそうです。
苗植えの段取りを始めると農家さんは一斉にい草を織るのを止めてしまうそうです。
これから年末にかけて市場に流通するのは11月の初めの苗植えまでに織られた畳表のみ、
おそらく今年の年末は全体的に品薄になりそうな感じだとか。
もちろん当店は良い畳表を押さえております。安心して下さいね。

つづく。

ダイケン黄金白と熊本研修4。

10月29日、本日は朝から予定通り東大阪まで配達でした。
天気が微妙だったので心配しましたが、
無事に納めてくる事が出来ました。
お部屋の画像は工務店様や施主様の了解を得ていないので、今回はNGです。

帰宅してからは次の新調畳の準備でした。
先に藤原さんの畳表を使用した新調畳の仕上げをしたいのですが、
畳縁がまだ届いていなかったので、
ダイケン和紙畳表の黄金白(本間サイズ)を使用した新調畳の準備に取り掛かりました。
ダイケン和紙畳表、黄金白

本間サイズで6畳のお部屋です。
先日隣の4畳のお部屋を熊本県、中村さんの麻綿W、夕凪で表替えしたので、
4畳の表替え
今回も同じイ草で新調畳に・・と思ったのですが、
湿気のわりと多い6畳のお部屋に巨大な箪笥2竿とベットを置く予定
と施主様より聞いていたので、カビの生えにくい和紙の畳をお勧めしました訳です。

『それならフローリングにしたら』
と思ったそこのあなた
大きな間違えですよ!
確かに私も今まではフローリングをお勧めしていたのですが、
やはり足ざわりの悪さや、足元の冷え込み、ごろ寝が出来ない・・・など、
洋間にして後悔をしている方はたくさんいるのです。

そんな訳で、こんな時には和紙の畳表でい草のデメリットを補うのも
一つの手段です。 カラーもたくさんありますしね。

黄金白を使用した新調畳は残業の甲斐もあり、
明日には仕上がりそうです。

さて、ここからは熊本研修その4です。

イ草農家の赤星さんの息子さんに今の農家さんの現状を聞いてみました。
熊本県の農家さんの数は10年前に比べて約10分の1、
では、なぜ農家さんが減ってきているか?
高齢化、儲からない、中国産の輸入、などいろいろ理由がありますが、
その中の一つに
『機械メーカーが機械を作らなくなった』
と言うお話を聞きました。
今は機械が壊れたら在庫や古い機械の部品を取って使いまわしたりしているそうです。
しかし、何年か先にはそれも出来なくなる。 
他のメーカーが新しい機械を作ってくれたとしても、今までの価格の少なくとも倍の価格になるそうです。
そうなると補助を受けても農家さんの負担はすごい事に・・・。
植えつけ、刈取り、選別、織り・・・
畳表は機械なくしては出来ない位なのです。(機械があっても大変な仕事ですが)

その機械が無くなる事や金銭的な負担を危惧して後継者に後を継がせない農家さんもいるそうです。

これでは10年先の国産畳表はどうなる事か?
すでに農家さんだけの問題では無いのでは?と考えさせられました。

つづく。